BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第96話 『進み続ける日常』 感想

2019-07-31 12:19:23 | 五等分の花嫁
うーん、ひたすら不穏な雰囲気を漂わせて、学園祭に向けた準備を進めていく「タメ回」。

やっぱり、一花の表向きの退場が効いてきてるなー。
これまであった「五等分」原則による均衡が、一花の退場で、堰を切ったようにどんどん崩れていっている。

一花にそそのかされた?四葉が、今までと違って思い切りフータローを意識してしまっていて、すっかり臨戦モードになってきてるし。

すべては、一花の手のひらの上、というと言いすぎかなぁ。

でも、最後のところで、一花だけをフータローが家庭教師している場面を見ると、そして、そうすることで、一花がフータローを独占する時間を確保していると、ホント、一花がゲームマスターに見えてくる。
てか、ラスボス?

なんか、すっかり一花と四葉のポジションが入れ替わってしまっている。
達観するのは四葉の役だったのに、一花がそれを担い、逆に四葉は、他の姉妹には「フータローに対する秘めた思い」というのを隠しながら、フータローにアプローチ仕掛けそうだし。
しかも、学級委員長特権?をも使いながら。
まぁ、この役得の乱用、というので、四葉は、二乃や三玖と揉めるのかもしれないなぁ。
それを尻目にしながら、フータローとカテキョー時間を楽しむ一花。
ずるいなぁ。

もっとも、そんな一花を、フータローはフータローで、学園祭で驚愕させようとしているようだけど。
はたして、うまくいくのか。

しかし、正直言って、この漫画、以前ほど面白くなくなってきたかな。

なんていうか、フータローが色恋沙汰を意識するようになって、どうも物語のテンポが失速しているというか。

それから、以前は「家庭教師」というプライベート空間で1対5の関係で過ごす理由がちゃんとあったのだけど、
フータローと五つ子が皆同じクラスになってしまった結果、「家庭教師」である理由も希薄になって、
いまや、すっかり舞台は学校に移ってしまった。

でも、そうなると、逆に、フータローと五つ子だけで物語が進むのが不自然にも見えてくる。
だからそのための、修学旅行や学園祭、ということになるのだろうけど。

ちょっと、その舞台設定があざといかなぁ。

いっそのこと、学園祭での奮戦を通じてフータローがクラスの中で人気ものになって、五つ子以外の女子からアプローチされる、という展開になっても面白いのかもしれないけど。
それで、慌てて、余裕をかましていた一花が突然、学校に戻ってくるとかねw

てか、なんか、そんな感じの、サプライズが来ないとちょっと厳しいかなぁ。

なにしろ、この漫画は、最初に終着点が示されてしまっているから、このままだと、予定調和の消化試合のための事件がいくつか続いていって、最後は、卒業という時間切れで終わってしまいそうなのだけど。

その意味では、夏の間に随分接近したと思わされた五月が、この後の四葉のアタック&玉砕した後、満を持して、フータローの心を射止めるのだろうか?

で、最後は、五月と一花のガチンコになるのかな?

というか、今の感じだと、二乃も三玖も、いわゆる「釣った魚」扱いで、この先、本命になる気がしないんだよなぁ。

ともあれ、最後のページにいつまで「一花の部屋」という場面が続くのか、それが気になるw

そろそろ、何か大きな事件が起きそうな気はするのだけど。。。

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