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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第93話 『ツンデレツン』 感想

2019-07-10 19:40:51 | 五等分の花嫁
それにしてもヒドいタイトルだw
すっかり男気wのあるいいヤツキャラとなり、結果的に、作者的にも物語的にもすっかり都合のいい次女になってしまった二乃のターンw
二乃成分不足にいい加減イライラいてきていた人たち向けの二乃回。
しかも、チョロイン確定。

それにしても、まさかこんなすぐにバイト先の店長の見舞いに、フータローとともに出かけるとは思わなかったよ。
そして、その機会をつかって「押してもだめなら引いてみな」とばかりに、再び高慢ちきな「ツン」の態度でフータローにいきなり接してみせる二乃。

そして、その「ツン」を演じる二乃に狼狽するフータローを含めて、ナマアタタカイ目で二人を眺める入院中の店長さんw

彼は今回、すっかり読者の代弁者だったね。
わざわざ病室から抜け出して、二人の様子を見に行くところなんて、ホント隅に置けないw

そして、すっかりフータローを天然タラシ認定w

いやまぁ、そうだよね、あれだけ五つ子がみな押しかけてくれば、そりゃそう思うよね。

ともあれ、いかにも二乃らしいツンデレぶりで、ホント、チョロイんだから。

とはいえ、二乃の場合は、常に自己分析が即座に伴う所がよいよね。
まぁ、だから、完全に都合のいい子になってしまってるわけだが。

というか、その立場は確か、この間まで一花の役まわりだったはずなのだけど、すっかり、そのポジションを二乃が奪ってしまっているw

・・・と思っていたら、最後は、懸案の一花問題が明らかに。

トラブルメーカーというか、ジョーカー役の一花再臨。
やっぱり学校辞めますか?
でも、この話って、前から言っていたことだから、いよいよ、ということだけなわけだけど。

問題はフータローがどういう態度をとるか。
といっても、彼の場合は、事前に聞かされていたことではあるので、意外と簡単に受け止めそうでもあるのだけど、どうだろう。。。

もっとも、一花だから、姉妹の前では長女的な自立の試みとして大人ぶりそうだし、実際、寝耳に水の姉妹からすればそうなのだろうけど。
でも、一花本人は、意外とフータローに停めてもらいたいと思っているのかもしれない。
というか、フータローに構ってもらいたい気持ちも大きいんだろうなぁ。

あ、そうか、「ツンデレツン」の最後の「ツン」は一花のことなんだ。
だから、今回の学校やめる発言は、あくまでも彼女的な「ツン」であり、ということは、どこかで「デレ」が来る。
「ツンデレツンデレ」回があるということだね。
つまり、一花からすると、大きな賭けにでたことになる。

要するに、四葉や五月のターンが来るぞ! と思わせておいて、その実、再び、一花のターンってわけだ。

とはいえ、姉妹の中で「心の闇」担当の一花のことだから、「学校をやめる」騒動を通じて、きっと、なぜ彼女が女優になろうと思ったか、という動機のところに戻っていきそうで、その過程で、五つ子であることは本当は嫌だった、というような発言がでてきそうで怖い。
でも、その点が、多分、二乃との徹底的な違いなんだろうな。

前に四葉とのやり取りでも言っていたけど、一花がジャイアンキャラから今のお姉さんキャラに移行したのは、母の零奈が亡くなって五月が変貌したのを見たから、と言っていたけど、多分、その「お母さん代わりになろうとする五月の代わりに自分がお母さん役をする」というのに、半ば飽きてしまったんだろうな。

その過程で、人の立場にたって考えたり振る舞えるようになることができるようになり、実際にそれが自分も面白いと思って女優という選択肢を思いついたのか。

ただ、きっと、その過程で、一花自身、自分がどんな人間なのか、だんだんわからなくなっていったんじゃないかな?

四葉が言っていたように、子どもの頃、他の姉妹が気に入ったものをあたかも自分のもののように扱っていたのも、心の根っこで、自分だけがいればよくて、残りの四人の妹は、いわば自分の分身で、一緒にいるのが面倒だなぁ、と思っていたのかもしれない。
というか、その方が「心の闇」担当っぽい。

ともあれ、そうした一花の本音がきっと徐々に明らかにされていって、再びドロドロした状況が生まれていくんだろうな。

そして、その今度こそ個人として堕ちるところまで堕ちようとしている一花を救うのが、我らのフータローってことで。

ほんと、嵐の前の静けさだ。
久しぶりの二乃回という見せかけは何だったんだ!思うくらい、最後に持っていったな、一花。

いやー、また来週が楽しみ。

しかし、この状況でマルオはどういう立場を取るのか。
すでに一花のことは了承済みなのか?
零奈の命日もあっさり終わってしまったけど、残りのお供えの花は誰からのものだったのか?
マルオだったのか?
それとも第三者なのか?

あっさり流されている分、あとになって、この命日の場面が再び描かれるようにも思えてきたりして。

あー、ホント、面白い。

それにしても、前回の五月回とは何だったのだろうか?
四葉と五月は、もはやいつ爆発してもおかしくない爆弾になってしまったようで、恐ろしい。。。

秋から結構ヘビーな話が続きそう。。。

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