BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アクセル・ワールド 第27巻 『第四の加速』 感想: メタトロンの姫ムーブからの死亡フラグも含めて、なんか無理やり物語を畳みに来た気がするのは気のせいかな?

2024-03-13 21:42:26 | SAO/AW
前巻の感想の日付を見たら、2022年3月13日で、実にきっかり2年ぶり。

さすがにこれまでの内容の多くは忘れていて、特に冒頭のゼルコバとか全く思い出せなかった。

途中でハルが対戦相手だった・・・って語ってくれて、ああそうだったっけ?と思ったものの、全く思い出せないw

ということで、読み進めながら、ぼんやりとこれまでの話を思い出しつつの通読だった。

まぁ、それでも最後までちゃんと読ませてしまうのが、この作者の卓越したところなんだけどね。

実は、並行して『86』の13巻にも手を出しているのだけど、相変わらずの悪文・悪構成の連続で一向にページが進まないのとは大違いw

『86』の分かりにくさは、もはや犯罪級で、あれで出版するのって、よほど編集者が無能でないと出来ないことだと、逆に思ってきた。

それに比べて『AW』の読みやすいことよ。。。

まぁ、作中時間で半日しか経っていないのだから、そりゃ読みやすくもなるよな、とも思ったりw


で、そんなAWの27巻だけど、前巻の最後に登場した「第四の加速」世界であるドレッド・ドライブ2047からの闖入者とシルバー・クロウとの戦いから始まり、最後は、DD2047の「リンカー」たちとの「世界間戦争」が始まる、というところで終わり。

残念だったのは、300ページあるじゃんと思ってたら、本編は240ページくほどで、残りはブルーレイ特典小説の掲載という手抜きで、ちょっとムカついた。

まぁ、その内容が、DDの襲撃を最初に受けたニュクスと絡むから、一応、筋は通ってはいるのだけど。

とはいえ、これでまた2年も待たされるようなら、さすがにもう、これ、事実上の打ち切り枠のようなものだなと思っても来ている。

というのも、いきなりの「世界間戦争」によって、これまで少しずつでも着々と進めてきていたはずの「ブレイン・バースト世界の秘密の探究」が、無理やりこじ開けられるようになされるように思えたから。

ていうか、前巻からの新章って「第七の神器」編じゃなかったんだっけ?

それがいつの間にか、メタトロンたち七柱のエネミーwを守護する話に切り替わってしまったのだけど。

もちろん、その七柱が守っているのが神器なので、まったく無関係というわけでもないのだけれど。

でもなぁ、なんか体よく煙に巻かれている印象も否めない。

簡単に言うと、刊行の間が空きすぎて、物語の緊張感がもう完全に吹っ飛んでしまってるんだよね。

なんとなく主要キャラの振り返りもなされているけど、初期の登場人物を除くとほとんどイメージがわかないし。

ライトキューブやメインビジュアライザーといったBBシステムの詳細や、それを背景にした心意技の説明、あるいは、ハイエスト・レベルへのアクセス方法などの説明も、前巻までのおさらいでしかないし。

ハイエスト・レベルで七柱のエネミーたちと会談するホワイト・コスモスとか、もう完全に加速世界の行く末を知ってるよね?

てか、黒羽姉妹は、カムラ社との関わりからおそらくは「世界間戦争」を仕込んだ両者とか変わっているのだろうし。

そこで、気になるのが、今回、ハルが手にした写真。

きっと裏には彼の出生に関わる秘密が書かれているのだろうなあ、と。

これ、黒雪姫が神邑樒と関わりがあるとすれと、ハルユキのほうは、やっぱりアスナとの関わりがある、という関係じゃないのかな、って思ってしまう。

そのあたりのSAOとの関わりにどこまで踏み込んでいくかが、引き続き気になるところ。

あとは、いきなり出てきた「世界間戦争」が、どうしても「知性間戦争」を思い出させてしまうところ。

きっとこの2つも関係があるのだろうな。

ともあれ、メタトロンがいつの間にか、完全にヒロインムーブしているのが、逆に死亡フラグにしか見えないのがやばい。

メタトロンたちの実体が、ライトキューブの中の魂、というなら、要するに、メタトロンたちは、SAOで出てきたアンダーワールドの住人たちの末裔と考えるべきだよね?

アンダーワールドも加速世界だったから、ある意味、アンダーワールド人の未来形がメタトロンたち、ということでいいのかなぁ。。。

そのあたりを明らかにするために仕組まれたのが「世界間戦争」だと思うのだけどどうだろう?


・・・ということで、とりあえずの感想はここまで。

ちょっと前巻までをおさらいしたら、もう少し、AW世界の今後の展開とか考えて書くかもしれないけどねw

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彼女、お借りします 第321話 『デートと彼』 感想: ほらやっぱり八重森がいないと何も話が進まないw

2024-03-13 14:05:19 | かのかり
和也がひとり悶々と、千鶴とのデータをどうするか、悩んでいたところをひたすら描いていただけの回。

途中、千鶴本人が出てくるものの、この状況で「普通の」デートを所望するという暴虐ぶりw

千鶴って、どう考えても、天然のめんどくせー女だよなぁ。。

それ以上に和也が鬱陶しいので気が付きにくいけど。

なんか完全に煮詰まってきたな。

このまま延々と「好きとは何か?」とか「愛とは何か?」とか問い詰めながら、一向に当の恋愛が進まない事態が続きそうw

だって、もう互いに何かピン!って気持ちが跳躍するイベントがないじゃない?

やっぱり、映画撮影が終わったとき、そして、その後に起こった小百合さんの死のときに、一気に距離を詰めて付き合うところまでいかないとダメだったんだと思うな。

そういう意味では、あそこまで和也に支えてもらったにもかかわらず、和也に素直になれなかった千鶴が、間違いなく物語停滞のA級戦犯でしょ。

もう周りがどうこうする余地がないし、だからといって、当人同士で何か弾ける機会もない。

どうすんの?これ?

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トニカクカワイイ 第264話 『愛の過充電』 感想: 司、こいつマジ面倒くせー、・・・、からのまさかの輝夜の記憶w

2024-03-13 11:03:00 | トニカクカワイイ
いやー、びっくりだ。

まさか、輝夜が司に、夫婦のイチャコラを尋ねて、ラブインフレーション理論を真顔で受け止めていたのって、

輝夜の記憶の中にある、かつて「竹取物語」として帝たちの世界を救うために次元を開いた?ときの「愛情」を思い出すためのものだったとは!

いや、マジでビックリ。

これで、輝夜が、司が不老不死になるもととなった「薬」を地球に残した「かぐや姫
」と関わりのある存在であることは確定じゃない。

かぐや姫が血統をどう残したかは定かではないけれど、とりあえず、輝夜がかぐや姫の子孫、末裔だと考えるなら、一種の「先祖返り」なのかね?

それでかぐや姫の記憶が断片的に思い出される。

ただし、事実はわかってもその理由がわからない、というもどかしさ。

それをどうにかしようとしているのだろうなぁ。。。

にしても、まさか、司の意味不明な「めんどくせー女」ムーブの後で、こんな大事なネタが振り込まれてくるとは思わなかったよw

こういう緩急の使いわけがあるから、この漫画、侮れないんだよなぁ。。。w

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