(感想2もあります)
前回、カミキヒカルが、悪魔の囁きによって多くの人をそそのかし、殺人に手を染めさせてきた事実を糾弾したアクア。
ツクヨミによれば、どうやらそれは、星野アイを凌駕するかもしれない才能を消し続けることで、アイのナンバーワンの地位を人工的に不動のものにしようとする、歪んだ「アイ信仰」の賜物だったみたい。
問題は、カミキヒカルに、アクア同様、人を引き付けるカリスマがあり、そのため、彼の「星野アイ信仰」の思想や容易に伝播し、人々をそそのかしてきた、ということ。
むしろ、いつからか、その考えは逆転し、他者に他人の命を奪わせることがそのまま彼の快楽となり、欲を満たすことにつながった。
そうツクヨミは分析する。
いや、ツクヨミ、おまえどこから現れたんだよ、というツッコミはとりあえず置いておいて。
星野アイ信仰の頂点と自負するカミキからすると、ルビーすら殺害対象になる。
どのみち、朽ちていくルビーはトップに居続けられないし、と。
アイこそが永遠、多分、アイドルとしての頂点で殺害されたからこそ、アイの凄さは永遠だという論理。
さらにカミキが詰め寄るは、アクアが仮にカミキを殺したら、ルビーも「殺人者の妹」というレッテルを貼られ、早晩、社会的に抹殺される。
そうカミキはみる。
理由は「メディアと世間は真実を求めない」から。
あー、これは確かにそうで、振り返れば、この作品はずっと、このどうしようもなくただ紅葉することだけを求めるメディアと世間と戦う歴史だった。
アイしかり、かなしかり、あかねしかり、・・・
だから、そのメディアの論理もわかったうえで、アクアが取った手段は、
カミキに向けていたナイフを使って、いきなり自分の腹を刺したこと。
アクアが用意したのは
カミキとアクアの間で、カミキの告発映画に逆上したカミキが脚本担当のアクアとトラブルになり、刃傷沙汰の末、ともに崖から転落し、死亡!
というシナリオ。
まさにその「真実などどこ吹く風のメディアを世間」を逆手に取った醜聞による解決。
そうすればルビーには塁が及ぶこともない。
なぜならただの刃傷沙汰だから。
ということで、まさに崖から転落せん、としたところで終わり。
さて、アクアとカミキはそのまま転落するのか?
それとも、以前からこうした事態を予見していたあかねが、何らかの策を講じていたのか?
なんとなくだけど、ここは姫川あたりが乱入しそう。
だって、姫川にとっても、カミキは、憎むべき実父だから。
アクアだけに、こんなクソ野郎の始末を任せたりはしない、・・・とか、いって、とりあえず、仲裁に入りそう。
すでに腹を刺したアクアが心配だけど、一応、前世の医者の知識で、致命傷にはならないところを刺していた、と信じたい。
それにしても今回、はっきりしたけど、ホントにこの漫画は、テレビとか週刊誌のようなマスメディアや、世間を騙るソーシャルメディアとか、そうした同仕様もナサまで利用した金儲けを企む芸能界とか、とにかくそうした「メディアの悪意」に対する反感が、物語のドライブになっていたんだな、と思う。
そう思うと、あかねのリアリティショーの話も、かなの映画監督スキャンダルにしても、MEMちょの年齢詐欺炎上にしても、全部、このときのために用意されていたんだな、と感じる。
ということで、次回、アクアはカミキとともに墜落するのか?
いや、マジで、姫川、救いに来るよね?
俺だけ、部外者にするな!とかかっこいいセリフをはきながら、ぜひ参戦してほしい!
それにしても、今のアクアにとって、ルビーが全てなんだな。
ルビーの未来なのか、さりなの未来なのか。
その意味では、自分の腹を刺したのは、アクアなのか、吾郎なのか。
でも、吾郎でなければ、ここまで実父のカミキを突き放したりもしないのだろうな。
(感想2へ)
前回、カミキヒカルが、悪魔の囁きによって多くの人をそそのかし、殺人に手を染めさせてきた事実を糾弾したアクア。
ツクヨミによれば、どうやらそれは、星野アイを凌駕するかもしれない才能を消し続けることで、アイのナンバーワンの地位を人工的に不動のものにしようとする、歪んだ「アイ信仰」の賜物だったみたい。
問題は、カミキヒカルに、アクア同様、人を引き付けるカリスマがあり、そのため、彼の「星野アイ信仰」の思想や容易に伝播し、人々をそそのかしてきた、ということ。
むしろ、いつからか、その考えは逆転し、他者に他人の命を奪わせることがそのまま彼の快楽となり、欲を満たすことにつながった。
そうツクヨミは分析する。
いや、ツクヨミ、おまえどこから現れたんだよ、というツッコミはとりあえず置いておいて。
星野アイ信仰の頂点と自負するカミキからすると、ルビーすら殺害対象になる。
どのみち、朽ちていくルビーはトップに居続けられないし、と。
アイこそが永遠、多分、アイドルとしての頂点で殺害されたからこそ、アイの凄さは永遠だという論理。
さらにカミキが詰め寄るは、アクアが仮にカミキを殺したら、ルビーも「殺人者の妹」というレッテルを貼られ、早晩、社会的に抹殺される。
そうカミキはみる。
理由は「メディアと世間は真実を求めない」から。
あー、これは確かにそうで、振り返れば、この作品はずっと、このどうしようもなくただ紅葉することだけを求めるメディアと世間と戦う歴史だった。
アイしかり、かなしかり、あかねしかり、・・・
だから、そのメディアの論理もわかったうえで、アクアが取った手段は、
カミキに向けていたナイフを使って、いきなり自分の腹を刺したこと。
アクアが用意したのは
カミキとアクアの間で、カミキの告発映画に逆上したカミキが脚本担当のアクアとトラブルになり、刃傷沙汰の末、ともに崖から転落し、死亡!
というシナリオ。
まさにその「真実などどこ吹く風のメディアを世間」を逆手に取った醜聞による解決。
そうすればルビーには塁が及ぶこともない。
なぜならただの刃傷沙汰だから。
ということで、まさに崖から転落せん、としたところで終わり。
さて、アクアとカミキはそのまま転落するのか?
それとも、以前からこうした事態を予見していたあかねが、何らかの策を講じていたのか?
なんとなくだけど、ここは姫川あたりが乱入しそう。
だって、姫川にとっても、カミキは、憎むべき実父だから。
アクアだけに、こんなクソ野郎の始末を任せたりはしない、・・・とか、いって、とりあえず、仲裁に入りそう。
すでに腹を刺したアクアが心配だけど、一応、前世の医者の知識で、致命傷にはならないところを刺していた、と信じたい。
それにしても今回、はっきりしたけど、ホントにこの漫画は、テレビとか週刊誌のようなマスメディアや、世間を騙るソーシャルメディアとか、そうした同仕様もナサまで利用した金儲けを企む芸能界とか、とにかくそうした「メディアの悪意」に対する反感が、物語のドライブになっていたんだな、と思う。
そう思うと、あかねのリアリティショーの話も、かなの映画監督スキャンダルにしても、MEMちょの年齢詐欺炎上にしても、全部、このときのために用意されていたんだな、と感じる。
ということで、次回、アクアはカミキとともに墜落するのか?
いや、マジで、姫川、救いに来るよね?
俺だけ、部外者にするな!とかかっこいいセリフをはきながら、ぜひ参戦してほしい!
それにしても、今のアクアにとって、ルビーが全てなんだな。
ルビーの未来なのか、さりなの未来なのか。
その意味では、自分の腹を刺したのは、アクアなのか、吾郎なのか。
でも、吾郎でなければ、ここまで実父のカミキを突き放したりもしないのだろうな。
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