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杖と剣のウィストリア 第45話 『深淵起源(1)』 感想:なんとウィルの中には魔女王メルセデスが潜んでいた! 虎杖悠仁の中に両面宿儺がいるみたいに!

2024-09-09 10:12:33 | ウィストリア
前回、シェイドの策にはまって、撃退されてしまったウィル。

リアーナが心配する中、シェイドは闇魔法「血統闇伝(ベルゼム・シーク)魔法の傀儡花(マブラス・アレール)」を使って、ウィルの傀儡化を図ろうと、ウィルの心のなかに侵入していったわけだけど・・・

そこでシェイドを待ち受けたのは、なんと玉座に座る魔女王メルセデス!

え? ウィルの心のなかに、魔女王メルセデスがいるってこと?

虎杖悠仁の中に両面宿儺がいるようなもの? 一種の呪いとして?

そのメルセデスの圧倒的な魔法で、シェイドは一瞬で弾き飛ばされた。

まるで、領域展開をして虎杖悠仁の魂に触れた真人が、虎杖の中に封印された宿儺に出会い、その場で一蹴されてしまったようなものw

しかしそうなると、ウィルの中には、虎杖悠仁の中に宿儺がいるように、魔女王メルセデスが巣食っていて、だからウィルは魔法が使えなかったのか! と想像したくなる。

彼女が魔法を食い続けているから、ウィルは魔法が使えない、ってことなのか?

となると、ウィルの「装剣」や「想剣」の力は、魔女王メルセデスが、一旦吸い取った魔法を一時的に解放するから使えるということなのかもしれない。

普段、人の魔法を吸い取って、あるいは食って使うのは、極力、メルセデスに魔法を使わせたくないから。

しかしそうなると、魔女王メルセデスがウィルの中に潜んでいるのは、そうすることで魔法を貯め、いつの日か復活するため・・・なのかもね。

その場合、魔女王メルセデスの決断を受けて、ウィルを「メルセデスの器」として面倒を見ようとしたフィンは、完全に「羂索」ポジションw

要するに、この『杖と剣のウィストリア』って、物語の建付けは、実は『呪術廻戦』だったってことか。

魔女王メルセデスを封印するための器がウィルだった。

なるほどね。

そうなると、ゆくゆくは、ウィルも虎杖悠仁同様、自分の中にある「魔女王」の魔?の力とどう向き合うのか、という問題を抱えるのだろうな。

そういう意味では、今回の最後に、メルセデスに事実上操られたウィルが使った、

抜剣召喚(ロードバースト)・黒覇(メルギトール)

という大技がウィルに与える影響は後々大きそう。

シェイドを倒すだけでなく、きっと町並みの多くも破壊してしまって、今のメルセデスによる操作から覚醒したウィルが、その惨状を見て愕然とする、ということになるのだろうな。

渋谷事変で、宿儺が破壊した渋谷を見て、虎杖が愕然としたのと同じ苦しさをきっとウィルも味わうことになりそう。

下手をしたらリオーネも怪我をしてるかもしれないし。

あ、でも、一応、周りにフィンが待機していたから平気かな。

フィンとしては、これを機に、『破滅の書(ゴーティア)』の残党に、ウィルの中にメルセデスが潜んでいることを知らしめたいのかもしれない。

敗北したシェイドはそのメッセンジャーってことで。

しかし、こう見てくると、ウィルが迷宮の地下で「装剣」に目覚めたのは、フィンがずっと期待していたことだったのだろうな。

あれで、メルセデスがちゃんと根付いていることがわかり、かつ、メルセデスと魔力の行使のための回路がつながった、という感じで。

いやー、面白くなってきた。

でもまぁ、ウィルの背負う業は、いや増すばかりなわけだけど。
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