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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

よふかしのうた 第153夜 『乗れ』 感想

2022-12-21 10:28:32 | よふかし
なるほど、溺死なら人間から半吸血鬼になる余裕はないか。

さすがはキクさん、年の功だよなぁ、こういう策を弄するところは。

まぁ、死にたくなるほど、あるいは、死ぬことのできる人間になりたくなるほどの悠久の年を生きてきているのだから、大抵の危機的場面には遭遇していて、その対処法もなんとなく学習してきちゃった、ってことか。

完全に、年の功、なんだけど、そうなると、不老不死って設定は、事実上、コンピュータが虱潰し的なシミュレーションをして最適解を見つけてくるのと似ているね。

つまり、時間が全くの希少資源ではない世界。

なんかちょっとわかっちゃった気がするw

要するに、キクさんの状況って、いわゆるロボットとかAIとかが人間になりたい、という物語と同じってことなんだね、きっと。

そう思った途端に、とても現代的な話に思えてきたから不思議w


しかし、あー、これやばいかも、と思ったところで、ナズナ吸血鬼隊wの面々が全員集合でコウくんを助けに来て、なんか、スゴイなw

これ、完全にコウをヘッドに置いたチームじゃんw

しかも、いつの間にか、ハルカも一党に加わっているしw

もちろん、コウのピンチを感じたナズナが送り出したのだろうけどね。

で、そのナズナはいえば、キクと対を成すように、マヒルのほうに会いに行っていた。

こういうシンメトリックな構成って、なんか微妙に美しくて吸血鬼っぽいよねw


で、とりあえず、キクから逃れたコウは、マスクマンのバイクに「乗れ」と言われたので、このままマスクマンによってマヒルのもとに届けられるのだろうな。

で、次回、ナズナを挟んで、コウとマヒルの対決か。

多分、どこか物陰に潜んで、アキラと探偵さんも、二人の青春模様を眺めてそうだけどw

どうなるかねぇ。

その一方で、久しぶりにキクに対面したハルカもきっと、キクにあれこれ詰め寄るんだろうな。

やっぱり、この流れ、結果的に、ハルがどんな人、というか吸血鬼だったか、語られていく展開なんだろうなw

うん、やっぱり、青春ドラマとして、なんか面白くなってきたぞw

吸血鬼設定がひとついいところは、不老不死だから、永遠に青春できちゃうところだな。

まぁ、だから、ニコやセリたちのようにモテパワーマックスってことになるのだろうけど。

でも、そんなことにも飽きちゃった果てにあるのがキクとハルだった、ってことだよね。

吸血鬼の末路。

その話がどうなるのか、やっぱり楽しみだなぁ。
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