阿里山森林鉄道は日本植民地時代の1906年から1914年にかけて森林資源輸送のため建設されました。日本の神社建設の木材もこの鉄道から運ばれました。1920年からは旅客運送も行われるようになりました。現在事故の多発などにより一部運行が停止になっています。写真はこの鉄道で最大の駅、奮起駅です。
写真が不鮮明ですが拡大すればすこし分かります。1919年建立ですね。シャム王(現タイ)の寄贈があったとも書かれています。
以前にも(2016年6月30日)紹介しましたが、日本植民地時代の建物などは韓国では取り壊すというのが基本的のようですが、ここ台湾、中国(旧満州地域)では保存利用するというのが一般的なようです。しかし時代とともに老朽化が進み消滅しつつあるとは最近の朝日新聞の報道です。
ご来光を見た後朝食に豆乳だけを頂き、その後、阿里山森林遊楽区を散策しました。「範囲は1400ヘクタール、海抜は2000mから2700mにあたり、5つの景観、8つの風景、そして深遠なる林業文化により世界にその名が知られる」(行政院農業委員会林務局のリーフレットから)
写真は「三代の木」です。「三代の木が同一の根から生えている。枯れても再生する生命の伝承」(リーフレット)
最近年のせいもあってか(アルコールのせい)旅行中よくお腹を壊します。今回もかなりひどく「ご来光」も欠席しようと思っていましたが、運よく目が覚めたので出かけました。その後朝食のため「飯店」に入りました。お茶だけで済まそうと思いましたが、ひょっと見ると「豆乳」がコーヒーと並んでありました。これだと思い頂きました。台湾ではこのように「豆乳」かなり一般的のようで、その後、帰国まで私の主食になりました。「豆乳」さまさまでした。
年寄りで暇人の余談話
最近サッカーのワールドカップが異常に盛り上がっています。朝食時のテレビは全てサッカーです。仕方なく私はNHKのEテレを見ました。(サッカーが嫌いなのではありません。全てがモノになることに戦慄を覚えるからです)その中で一段と盛り上がったのは「半端ない」でした。時代に後れている私にはなんとなく違和感がありました。そこで広辞苑(第7版2018年)を引きました。「(『半端ではない』の省略から)はなはだしい。ものすごい。」ちゃんと日本語として記載してありました。ところが第5版1998年には記載がありません。ついでに明鏡国語辞典(第2版2011年)を引いてみました。「半端ではない」で記載がありました。そこには「近年若者間に『半端じゃない』を略して『半端ない』という言い方があるが、一般には避けたい」とありました。
昨年の流行語大賞のうち半分は私には意味不明でした。その中で一番印象的だったのが「インスタバエ」でした。いろいろ若い人に尋ねましたが、いまいちはっきり分かりません。
もう一つ。
「麻生氏『新聞を読まない人は、全部自民党』」(朝日新聞6月25日)はその通りだと思います。そしてアメリカのトランプ大統領の支持者も新聞を読まないでFOXテレビを見ている人ですね。FOXはキツネですね。いい名前!