中央アジアでは「馬乳酒」です。アルコール度2%程度の少し酸味のある馬乳から作られたお酒です。街角、主要道路沿いなど売っていました。残念ながら旅の前からお腹の調子を壊していたうえに平素から牛乳がダメなのでたくさんは飲めませんでしたがさっぱり感のあるお酒というよりは健康清涼飲料水といった感じでした。現地ワインもありましたが甘すぎて私には合いませんでしたが、甘いのが好きな方にはなかなかのものではないでしょうか。
中央アジアでは「馬乳酒」です。アルコール度2%程度の少し酸味のある馬乳から作られたお酒です。街角、主要道路沿いなど売っていました。残念ながら旅の前からお腹の調子を壊していたうえに平素から牛乳がダメなのでたくさんは飲めませんでしたがさっぱり感のあるお酒というよりは健康清涼飲料水といった感じでした。現地ワインもありましたが甘すぎて私には合いませんでしたが、甘いのが好きな方にはなかなかのものではないでしょうか。
商品化されていない酒としては珍しい固形のバンチャンがあります。これはなかなかお目にかかれないようで添乗員の安原さんも出会ったことがないそうで探してもらうことにしました。ガイドのブタさんにも珍しいようで色々と探してくれてアディン村で見つけてくれました。これにお湯を入れてアルコールを絞り出して飲みます。この時は発酵が進みすぎていたようでかなり酸っぱくて飲みづらかったので蜂蜜を入れると飲みやすくなりました。
ブータンの王様に因んだウィスキーについては2011年9月16日に紹介しました。ここではブータンの地酒を2つ紹介します。
ブータン独自で唯一商品化されている酒(2008年)がアルコール度20%の「ARA」(写真)です。
チェコではビールは「のむパン」と呼ばれ世界一のビール飲酒国です。一人当たりの年間消費量は145L で二位のアイルランドの125Lを大きく引き離しています。ちなみに日本は48Lです(2008年統計)。現地ガイドの話によれば風邪をひいたときには医者はビール0.5Lの処方箋を書くそうです。
皆さんが飲むビール瓶のレッテルにpilsner書かれているのを見たことがあると思います。そのpilsnerというのはチェコのビールの商標なのです。そのPilsner醸造所を訪れました。写真は入り口にあった簡単なビール製造工程説明図です。Pilsnerの文字が見えますね。ここで精製前の濁りビールを試飲しました。「美味い」の一言です。私は日ごろビールを飲まないのですが、チェコでは昼夜ビールを飲み続けました。私はチェコのビールが世界一だと思います。チェコから日本に帰った日、成田空港でビールを飲んだところ「不味い」と声をあげました。
韓国のドブロク濁酒マッコリです。米が原料で英語表示ではraw rice wineとありました。左の方がアルコール度6%で一般的に家庭で飲まれているようです。右の方が少し高級品のようで10%でお土産用のようです。味音痴の私にはよくわかりませんが、同じ銘柄でも生酒なので少しずつ味わいが異なるような気がしました。少し酸味の強いもの甘みが強いものなどです。澱があるのでよく振ってから飲みます。一般的にレストランなどでは6%の750ccのものが出ます。旅行中、私は1本が適量なので毎晩、ときには昼も、いただきました。漢字表記が面白いですね。
値段は6%の瓶でコンビなどで買えば日本円で110円、レストランで飲んでも300円くらいでした。10%(500cc)の瓶は店で買って400円ですが、空港の免税品売店では16ドルという表示がありました。
この写真は8年後(2006年)にトルファンを再訪したときの楼蘭です。かなりワインも飲み物として一般的になっているようで味も充分に熟成されていました。
“Ayaka”さんコメント有難うございました。私も数年前「スキャンダルの世界史」(海野弘著)を読み面白かったのでつられて同じ著者の「陰謀の世界史」、「スパイの世界史」も読みました。今後ともこのブログをよろしく。
マダガスカルから帰って来たので「マダガスカル」編を書く予定でしたが、予定を変更して引き続き「世界の酒」編を続行します。「世界の酒」編の完結後「マダガスカル」編を掲載の予定です。
1998年中国のトルファンでワインをリクエストしました。同行の皆さんは少し怪訝な顔でした。しかしその時、私は唐代の詩人王翰(587?~726?)の以下のような詩を思い出していました。
葡萄の美酒、夜光杯
飲まんと欲すれば、琵琶、馬上に催す
そこで、王翰の時代の皇帝は玄宗なので楊貴妃と夜光杯で葡萄酒を交わしていたのではないかと妄想していました。
トルファンは干し葡萄の産地として有名なので必ず美味い葡萄酒があるに違いないと確信していたのでリクエストに及んだというわけです。
出されたのは「楼蘭」というワインでした。68元(約1000円)という中国の物価水準としてはかなり高価なものでした。味はやや若い感じで充分に熟成されていないように感じました。
写真はレストランに隣接している土産物屋さんで飲み残しの楼蘭を店員さんに振る舞い喜ばれているところです。