モンテネグロのコルト湾です。左の島が聖ジョージ教会で右が修道院です。おとぎの世界ですね。
前回モンテネグロは日本になじみがないと書きましたが、意外なことで関係がありました。「日本とモンテネグロは(現在)交戦中の敵国」という話です。(以下「ユーゴ紛争」千田善著p158~159)
「日本とモンテネグロが交戦状態に突入したのは1904年。ロシア帝国と軍事同盟を結んでいたモンテネグロ王国は、日露戦争が勃発すると、条約にしたがって日本に宣戦を布告した。日本は、ロシアとは講和条約を結んだが、モンテネグロとは『まだ』だ。タネ明かしすると、国際法的には50年代、モンテネグロの後継国家(旧ユーゴ)と国交を樹立する際『交戦状態』は解消している。現地では、『なに、敵国の日本人か』と冗談をまじえ、大いに歓迎された」