ときには荷物車になっているベチャも見かけました。
余談話
先日 新聞に厚生労働省発表による世界各国の平均寿命が紹介されていました。私も厚労省のホームページをのぞいてみました。44の国と地域が記載されていました。それを少し違った観点から見ることにしました。それは男女の平均寿命の格差です。
各国別女性平均寿命÷男性平均寿命×100をしてみました。国地域によってかなりの数値に違いがあることを発見しました。数値は120.3から97.7までの幅がありました。この120.3の国すなわち女性の寿命が相対的に男性の寿命のより約2割長生きの国はどこだと思いますか。ロシアです。次が118.7のウクライナ、3位がポーランドの112.0です。ロシアとウクライナは男性の絶対的平均寿命が極度に短いのが特徴です。南アフリカの49.9歳に次いで2番目に低いのがロシアの61.4歳で3番目がウクライナの62.5歳です。ロシア、ウクライナ、ポーランドはスラブ民族で寒いところに住んでウオトカを男性が飲むのと関係しているのでしょうか。
次に格差の少ない国を見てみます。男女の格差が逆転しているのはカタール97.7だけです。男性の寿命が81歳で世界最高です。それに対して女性は79.2歳です。ついでアルジェリアが102.3で、インド102.5、イラン102.8と続きます。その中でインドの場合は男女のとも62.6歳、64.2歳と寿命が短いのが特徴です。2位のアルジェリアが72.5歳、74.2歳と比べてもそれがよくわかります。
さて日本ですが(男79.59歳、女86.44歳)、108.6と比較的男女格差が大きいようです。ほぼ男性の寿命が同じ国と比べてみました。アイスランド(男79.7歳、女83.3歳)は104.5、スウェーデン(男79.36歳、女83.37歳)は105.0、スイス(男79.7歳、女84.4歳)は105.8です。
カタールのような例外は別とし女性の方が長生きだというのは常識になっていますが、その格差の度合いが国によってかなり違う理由はなんでしょうね。一般的な意味で平均寿命の差はその国の衛生、栄養、医療などが考えられますが、男女間の差は何を意味しているのでしょうか。また女性の寿命の方が長いのは何故ですかね。
そこで人間以外の動物ではどうなっているかと思って、上野動物園に尋ねてみました。答えはそんな統計は取ったことがないのでわからないとの答えでした。
というわけで、私の長年の疑問、男より女の方がなぜ寿命が長いのか、そしてその格差も国によって違いがあるのはどのような理由からか、は依然として解けないままです。お判り方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。