トラジャ人はスラウェシ島の中部山岳地帯に住む独特の文化を持つ先住少数民族です。(2010年7月5日の地図をご覧ください)人口は65万人です。 本来はヴェトナムのトンキン湾付近に起源をもつ海洋民族でしたがこの地にたどりついた後、周辺の民族に圧迫され山岳地帯に住むようになったと文化人類学者は考えているようです。
トラジャという名前は自称ではなく彼らと対立関係にあったブギス人が「田舎者」「愚か者」という意味で名付けたブギス語に由来します。 なお、コーヒーにトラジャというブランドがありますが、この地のコーヒーからきています。
1970年代ころから、珍しい文化を持つトラジャ人ということでインドネシア観光の目玉となりました。ただ日本人の観光客は少ないそうです。何しろ拠点になるマッカサル空港からバスで10時間という交通の不便さがあります。 トラジャ人居住区(タナ・トラジャ タナは土地という意味)に入る所に写真のような歓迎のアーチがありました。