100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「西アフリカ」編 ガーナ共和国 エルミナ1

2011年02月25日 08時20分49秒 | ガーナ

 私の子供時代はこのガーナや後日紹介予定のベナンに当たる地域すなわちギニア湾沿岸の地名は黄金海岸、象牙海岸、奴隷海岸などの名前でした。もちろんこれらの名前はヨーロッパ列強がこの土地から持ち出した商品にちなんで付けたものです。「海岸」というのもヨーロッパ列強が大陸内部にまで支配の手を伸ばしたのではなく海岸地域で砦を築きそこからアフリカ人国家と取引をしていたことを現わしています。

 この地に最初にやってきたヨーロッパ人はポルトガル人でした。そしてこの地に最初に築いた砦がエルミナです。1481年のことでした。(1482年説あり)エルミナというのはポルトガル語で「金鉱山」という意味です。それから分かるようにここから大量の金が輸出されました。一説にはここを中心とした地域から16世紀初頭には地球に存在する10分の1の金が輸出されとされています。なお、2007年6月28日にヨーロッパと西アフリカの金交易について少し紹介しているので参考にしてください。

 写真はサハラ以南で最古のヨーロッパ建築とされ世界遺産に登録されているエルミナ砦です。

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