左にあるのが「1斗甕」です。以前はこれに貯蔵し、持ち運びをしていました。中央に見える小屋風に見えるものは電話ボックスです。撤去の話があったそうですが利用者が多くて今も現役だそうです。クラシックな電話ボックスでいつまでも保存してほしいですね。
左にあるのが「1斗甕」です。以前はこれに貯蔵し、持ち運びをしていました。中央に見える小屋風に見えるものは電話ボックスです。撤去の話があったそうですが利用者が多くて今も現役だそうです。クラシックな電話ボックスでいつまでも保存してほしいですね。
最初の写真は入り口の左ですが、この写真は右です。大きな木桶樽が見えます。地下水をくみ上げこの木桶樽に一旦入れ、上質の仕込み水にして使用します。私は最初、何かのデモンストレーションかと思ったのですが、後日お客様相談室の柴田由梨佳さんに教えていただきました。
私が40数年前何の縁もゆかりもない鹿児島にやってきて最初に出会ったお酒が焼酎=白波でした。当時まだ焼酎はローカルで強いお酒というイメージしかなかった、私は恐る恐るいただきました。その時、確か「黒じょか(注)」でいただきました。失礼ながら安物の強い酒というイメージしかなかった私はビックリしました、「美味い」でした。というわけで焼酎=白波でした。その後焼酎は全国区になっていきますが、私にはその先陣を切ったのが「白波」であったような気がしています。その白波の本家が枕崎でした。明治時代から続く薩摩酒造明治蔵です。
なお、2010年5月20に番外編として鹿児島の焼酎について書いているので参考にしてください。
(注)扁平で、注ぎ口の付いた陶磁器の土瓶、銚子のことで、主に焼酎を温めるために用います。 この「黒じょか」で飲む焼酎は一段と美味いのですが、現在では居酒屋でもあまり使用していないようです。
枕崎と言えばカツオ(節)ですね。駅の近くにこのような掲示がありました。
ヴォランティアガイドの鮫島さんは枕崎の地名の由来に面白い話があると話してくれました。カツオ漁に出ていた漁師が疲れて家に帰った時、奥さんから「お風呂にします?それとも食事?」と言われ「疲れているから休みたい。それで枕がサキダ」と答えたことからマクラサキ枕崎と言うようになったそうです。このやり取りを鹿児島弁で再現すると面白そうですが、残念ながら私はジゴロ(やくざという意味でなく鹿児島弁で地元の人と言う意味です)ではないのでできません。残念です。