直前まで今回訪れる坊津が鑑真(注)が上陸した所だと思っていました。ところが同じ坊津でも今回の訪問地と違って秋目という、車でも1時間以上かかるところでした。残念だったのでヴォランティアガイドの鮫島さんにそのことを話したところ、「この地にも鑑真が上陸したという説があります」ということで案内してもらった所にこのような案内掲示板がありました。坊津歴史資料センター輝津館の橋口さんによると、ここに書かれている根拠になっている「大龍権現来由記」は江戸時代のもので信憑性は不明とのことでした。しかし、赤水大権現社は古くからこの地の海の安全の神様として祀られてきました。
(注)中国唐の時代の高僧で5回の渡航失敗や失明を経て来日し日本で最初の戒壇を設け戒律を伝えました。