人類学者のノルウェー人ヘイエルダールは1947年南米古代文明がポリネシア文明へ移動したという学説を(注)証明するためコンチキ号(パルサ材で造った筏)でペルーからモアイ像で有名なイースター島まで8000㎞を101日かけて航海(漂流)しました。そのコンチキ号の博物館が写真上です。モアイ像ありますね。写真中はそのコンチキ号です。
(注)南米古代文明→ポリネシア文明はこの時証明されたかのようでしたが、現在では否定されています。
1948年に発表された「コン・ティキ号探検記」は62ヵ国後に翻訳され、2000万部以上を売り上げる空前のベストセラーとなりました。わたくしも子供時代胸をときめかして読んだ記憶があります。
コンチキ号の成功で有名になったヘイエルダールは1969年今度はエジプト文明→南米文明説を実証するためパピルス船でモロッコ〰南米を漂流しますが、失敗。しかし翌年6100㎞、57日の漂流で成功。日本人のカメラマンも乗り組んでいました。その時の船が写真下のラー2世号です。あれ!日の丸?と我々日本人は思いたがりますが、これはラー(RA)太陽です。