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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

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「アイルランドのケルト」編 ケルト語=ゲール語=アイルランド語

2009年06月09日 08時08分26秒 | アイルランド

  アイルランドの第一公用語はケルト語に起源を持つゲール語です。第二公用語が英語です。小学校、中学校ではゲール語が必須科目です。したがってEUの公用語でもあります。但し母語としている人は4万人ぐらいだといわれています。道路標識などの文章は上にゲール語、その下に英語が書かれています。

 ゲール語を母語としている人が多数のアラン島の博物館に次のような文章が展示されていました。写真が少し見難いので原文を写しました。上部の字がゲール語です。

 In my cottage I have never heard a word of English from the women except when they are speaking to pig or dog . JM Synge  

 英語は豚や犬の言葉であるということなんでしょうね。

 [現代ヨーロッパの言語 田中克彦・ハールマン著」(1985年)はゲール語について次のように書いています。

 [ 総人口348万のうちアイルランド語の母語話者が4万人、第二言語として話す人を併せると79万人。17世紀以後、アイルランド語の受けた言語弾圧は英語圏では類を見ないほどのものであって、たとえば母語で書く詩人は投獄された。 ]


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