PCを取り替えて再開します。
「三島村内の港湾工事が本格的に開始した30年代から今日まで30数年後の現況と比較すれば雲泥の差があり、むかしの船着場は、近代的港湾に更新され、むかしの残承はほとんど存在しない」とは三島村誌(平成2年発行p932)です。
そこでその残承を紹介します。写真は片泊の「ふれあいセンター」に展示されていたものです。何だと思いますか。遊びではありません。三島村誌(p907)に「黒島の沿岸は、おほむね断岩を以て牆壁(「しょうへき」と読むようです。ようやくパソコンで見出しました)を廻らし***舟を寄するも村落に通ずることは出来ない」と書かれています。したがってこの構図は船に乗るため断崖を降りて行く姿です。
荒天の時は上陸不能になります。「『アヨー、なごたにから、ちかたをみれば、ちかたそけある、いきゃならぬ、アヨーアヨー』は島の民謡の一節(私にはよく意味がわかりませんが、なんとなくわからないでもない)***とりのこされた島の人のなげきをよく表現している」と三島村誌(p1237~38)に書かれています。
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