写真は朝日新聞2月22日「オピニオン&フォーラム」の「マスク依存症」の記事です。結論は簡単です。「元気な人の予防なら不要」「通常のマスクには、感染症から身を守る効果はあまりありません」 このことは以前インフルエンザが流行したときに一部でしたがTVでも報ぜられましたが、今回は全くありません。 同じ欄に吉川茂さんが「マスクが『他人の健康にも配慮ができる』と見せるための『自己提示』の道具」と述べています。わたくしはそのことが正しいか、正しくないかには関係なく世の中の趨勢がそうであればそれに従うという、かわいそうな性からきていると思います。わたくしの見た範囲内ではこの記事以外にマスクの効用について報道はありません。わたくしはこの朝日新聞の記事が拡散することを願っての雑文です。生物的にはパンデミックは怖いですが、人間社会から見ればこのことはパンデミックと同じくらい、いやそれ以上に危険なような気がするのですが。正しいか正しくないか、悪か善かを考えることなく大勢に順応し、大勢から白い目で見られることを恐れることがファシズムの土壌だと思うのですが。極論かな。
マスコミにお願いがあります。それは毎日各国別の感染者数と死者数が紹介されていますがそこに人口比の数字を併記してほしいのです。例えば中国での感染者8万1177人、イタリアでは6万3927人(朝日新聞3月25日)とありますが、人口比では中国はイタリアの約21倍です。とすればイタリアの感染者は約134万人です。人口比では中国は約0.006%ですが、イタリアでは約0.1%になります。これでより一層イタリアのひどさがわかると思うのですが。
昨日のTVで面白いシーンを見ました。30人以上の新型コロナ患者を治療している医者にTVのアナウンサーのインターヴュです。アナウンサーはマスクを着け、医者はマスクなしです。
おらは、このところ、埼玉に用事があって出かけても、
自宅に寄らないで伊豆に戻ってくる有様です!
女房に電話でその旨伝えると、
あろうことか、「ああそう、それがいいわよ」だと。
まったく大変な実情です。