
以上を私の文脈に沿って言い換えると、日本植民支配への怒りが外省人への怒りで隠され、そのかくれみので保身され余生を楽しむ人たちが私に話しかけてくれたという結論になるようです。なんと後味の悪い、結論でしょう。真実を知らなかったほうが良かったかもしれません。それとももっと違った要素もあるような気もしないでもありません。誰か教えていただければ幸いです。
以上が友人のホームページに寄稿した文章ですが、その後気付いたことを付加しておきます。
韓国で比較的親日的な人が多いのは済州島の人であるという話を聞いたことがあります。もしそれが本当であれば1947年の数多くの民衆が犠牲になった済州島4・3事件が関係しているのではないかということです。済州島の人も1945年の日本の植民地からの解放があったにもかかわらずその直後に自分たちの政府からひどい弾圧を受けたという台湾の人と同じ経験を持っていることがその理由の一つではないかと私の推測です。もう一つ両者の共通点はいずれも事件を語ることが長い間タブー視され最近ようやく真相が語られるようになったことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます