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「ヨーロッパ小国訪問記」編 リヒテンシュタイン公(侯)国1

2018年11月09日 08時04分16秒 | リヒテンシュタイン

 

 リヒテンシュタインの面積は小豆島と同じで世界で6番目に小さい国です。人口は約3万8千人でそのうち約30%が外国人です。

 リヒテンシュタイン公(侯)国は公用語のドイツ語でFürstentum Liechtensteinと記します。一般にはリヒテンシュタイン公国と記しますが、公の部分のFürstは独和辞典では「侯」とあります。植田健嗣の「リヒテンシュタイン侯国」でも「侯」と記すべきと書かれています。このFürstというのは神聖ローマ皇帝から与えられた爵名です。この神聖ローマ帝国から独立したのは1806年でFürstという爵名を持ったリヒテンシュタイン家がここの君主になったというわけです。しかしリヒテンシュタイン侯爵はウイーンで貴族であり続け自国を始めて訪れたのは1842年で、首都ファドーツに定住し始めたのは1938年からです。したがって今でもこの君主はウイーンに多くの土地建物を所有し事業も展開しています。その一つが前々回紹介したワイン醸造です。したがって国王は経済的に自立しており植田健嗣の著書(1999年 p92)によれば国から「一銭も受け取っていない」ということです。

 写真はアルプス山中の谷間にある首都ファドーツを見下ろす丘にある君主リヒテンシュタイン侯爵の居城です。

 

 


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