11月13日号の「週刊金曜日」に私の投書「北方領土を国連に」が掲載されました。番外編として紹介します。
北方領土を国連に
本多勝一さんは本誌773号で「何度でも言う、千島全島はロシアの侵略だ」と書き領土返還をロシアに求めています。私は領土返還ではなく千島全島またはいわゆる「北方4島」を国連に寄贈してそこに国連本部を置くことを提案したいと思います。だいたい、アメリカ合州国に国連本部があること自体、世界平和のためによろしくないと思います。 本多さんは千島列島はロシアの侵略であるから日本に返還ということですが、歴史的に国土の確定なるものはだいたい戦争と侵略によるものです。近代的概念の国家なるものはほとんどがそうです。 確かに現代は戦争と侵略を認めない時代になりつつあります。しかしだからと言って、今までの国家による侵略を元に戻そうとするのは全くの空論であることは言うまでのもないことです。 領土問題で互いにその正当性を主張するのは各々に不毛なナショナリズムを激化させるだけです(私はナショナリズムが現代社会の悪の元凶と思っています)。朴裕河さんは竹島(独島)について日韓両国の共同領域を提案されていますが、「私は北方領土に国連を」です。 鳩山由紀夫さんとプーチンさんがこのことを共同提案すればたぶん本多さんも異論のない二人のノ-ベル平和賞受賞だと思うのですが。
Fengdanさんの質問があったのでついでにレソトの気候を紹介しておきます。
レソトは南緯30度にあるので日本でいえば屋久島辺りにあたります。レソトの首都マセルは標高1600メートルもあります。朝散歩に出かけましたが吐く息が白くなりました、写真はその時に見かけた人物です。アフリカでこのような姿を見るとは。
ウガンダの首都カンパラの博物館に行きました。
罪を犯したときの裁判の仕方について表示があります。興味のある方は写真を最大に拡大してお読みください。隣にある木札のようなものは説明があったように思いますが残念ながら忘れました。多分、掲示にあるdivination leather (お告げ革札)でしょうね。
Fengdan さん沢山のコメント有難うございました。ウガンダの気温ですがここカンパラは赤道直下(赤道については後日紹介の予定)ですが、標高1300メートルもあるので暑くありません。快適の気候でした。統計によれば1月の平均気温は23℃、7月は21℃です。なお今回の旅行の訪問先はほとんど高地なので涼しく、モザンビーク島で少し暑いと感じたぐらいです。ホテルでもほとんどクーラーを使用することはありませんでした。