イスラーム教は偶像崇拝禁止なのですが、ヒンドゥー教のバリ島ではこのような風景が道端にごろごろ?していました。商品の場合もあるようで購入してその像に魂を入れる儀式をして家で毎日供物を捧げて礼拝をします。
「バリ島では宗教は避けて通れない」とはlonely planet の一文です。(p262)
バリ島の人口は東京都約2,6倍の面積を持ち人口は約320万人でその90%がヒンドゥー教徒です。
写真の現地ガイドのカルマナさんも勿論ヒンドゥー教徒です。「あなたの祖先はインドから来たと信じていますか?」と尋ねたところ「もちろん」という答えが返ってきました。「バリ島のヒンドゥー教にもカースト(注)がありますか?」には「私は最下層のカーストです」という答えでした。それに加えて近くにいた同業者を指して「彼は私より上のカーストです」と話してくれました。カルマナさんはシュードラでこの人はクシャトリアのようでした。
Lonely planet によればインドのカースト制度の外にある最下層のいわゆる「不可触選民、アンタッチャブル」の存在はないそうです。それとカーストによる職業区別もないそうです。90%の人たちが最下層のシュードラです(p261)
(注)インドでの世襲の身分差別制度。なお、2006年6月20、22、24日にインドでのカースト制度ついて紹介しているのでご覧ください。