この水師営会見所の各部屋の壁にはたくさんのこの当時の写真が貼られていました。その一枚に私はギックとして立ち止まりました。私の父親のアルバムにあった写真と構図が全く同じだったのです。父親は職業軍人で日中戦争(日露戦争ではありません)にも従軍していました。そのアルバムにはたくさんの写真があったように思いますが(今はほとんど忘れています)この構図の写真だけはなぜか鮮明にいまだに記憶しています。ところが敗戦後父親が帰還して数年後そのアルバムから消えました。そのためか、ますます私の脳裏から離れません。なぜか?皆さん想像してください。
なお、この写真の説明文の冒頭の字は「無」の簡体字で「無辜」(罪の無い)となります。終わりから2番目の字は「殺」ですね。これで意味はわかりますね。