採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

そらまめあんでおはぎ

2006-06-14 | +お菓子(各国)
以前熊本で買った乾燥そらまめがまだある。
もうすぐ(もう?)生の空豆の季節。なのにここには乾燥空豆が。

乾燥とはいえソラマメはいたみやすいから早く使ったほうがいい、というのを聞いたことがあるにも関わらず使いそびれていたのだ。

皮が黒いそらまめ。
実はすでに虫に喰われている。
びんに入れておいたら羽化してきた虫が沢山。豆にはきれいな丸い穴があいている。

とりあえず、穴の開いた豆をよりわけてみる。


豆選別中



そしてふやかしてみる。
翌日軽くゆでて、皮が柔らかくなったところで試しにに皮をむいてみる。
なんと! 穴あきでない豆でもほとんどが虫食い・・・。
羽化してはいないものの卵を産み付けられていたようだ・・・・。

本来だったら豆がはじけるまで煮て中身を煮とろかし、皮は漉して取り除くのだろうけれど、虫食い豆を取り除くため、一個一個豆の皮をむいていった。
そして虫に食われていない豆(部分)を救出。

・・・・気が遠くなるほどの時間が経過・・・

7割方チェックして、使える部分を選り分ける。ここで時間切れ。
翌日、水を加えて柔らかくなるまで、ぐつぐつ、ぐつぐつ、(沈黙)、しゅ~・・・(こんがりいいにおい)・・・きゃー。焦げてる!

折角の豆が!
あわてて無事な部分を救出(えらく救出づいた豆だ)。
量も減ってしまったし(こんがりした香りを弱めるためにも)、以前煮て冷凍しておいた小豆を投入。空豆:小豆は1:2くらいかな。

普段はつぶあん派なのだけれど、今回はこしあんにしてみることにした。
といっても裏漉すのではなく、バー状ミキサーで粉砕。

空豆の粉っぽい感じのせいか、さらっとしておいしいこしあんになりました。
市販のこしあんは、小豆をさらしてしまっているので豆の味がほとんどしないが、こうやって作ると小豆らしい味がする。(空豆の味は私にはよくわからなかった)焦げ風味もほとんど分からなくなったし・・・。

無計画にあんこを作ったものの、どうしたものか?
ぜんざいを食べるには暑い気がしたのでおはぎに。
豆をゆでた日にふやかしておいたもち米2:白米1を、炊飯器で炊く(このとき水飴を大さじ1ほど入れたせいか、ごはんが固くなりにくかった気がする)。

ごはんで包むタイプのおはぎにしようと思って、ごはんをラップで包み、円盤状にのばしておく。もし翌日固くなっていたらこのままチンしようかと思って。
ここまででこの日はおしまい。

翌朝ごはんを調べたらまだやわらかかったので、あんことごはんの組み立て作業。
ごはんがぶ厚すぎて巨大なおはぎに!
ダンナサマにえらく評判が悪く、ごはん芯タイプに変更。


ごはんを芯に



折角のしておいたごはんを再度丸め直し、小さくちぎりなおしてあんこでくるむ。
なんと、あんこ芯タイプに比べると、3分の1のごはんで1個のおはぎができあがり。あんの量は勿論ごはん芯タイプの方が多い。

和菓子屋さんではどのタイプのおはぎも同じ値段だけれど、ごはん・あん比が違うのだから原価率もちがうのではなかろうか。(それともプロは同じ比率で両方作れるのかな)

あんこでごはんを包んでいたら、ダンナサマは空豆のにおいがする、だって。
びっくり。作っている私は、匂いも味も分からないなあ、と思っていたのに。



2006/6/10 おはぎできあがり

コメント (2)
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