採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2007ウィーン:宿

2007-05-08 | +海外

ウィーンの宿の予約、どうやら今年は出遅れたようです。
一昨年のホテルがなかなかよかったので調べてみたのですが満室。本当に?
あわてていろいろ探しました。
一昨年と一番違うのは為替レート。ユーロがどんどん高くなっています。もう160円台ですって。ユーロがポンドに近づいていっています。円、もっとがんばって!せめて120円台に~。
なるべく格安なところ、と探し回って、Booking.com というサイト(日本語)を見つけました。小さめのペンションなどの情報もあるのです。

結局決めたのがペンション・モーツァルト。何と日本語のHPもありました(帰ってきてから気づきました)。
1泊1室80ユーロです。1万3000円というのは全然安くないけれど、ほかは1泊100ユーロ以上というのが多くて、ここで手を打ちました。もっと安いところ、探せばあるのでしょうけれどやり方が分からなくて。

宿の場所はウィーン西駅からマリアヒルファー通りを東方向(下り坂)に進み、角にスターバックスがあるテオバルトガッセ(Theobaldgasse)を右に行ったところ。地下鉄駅だと、U2の**駅(後で調べます)が最寄りです。
ナッシュマルクトまで下り坂を歩いて数分という近さです(マリアヒルファー通りの反対側方向)。

行ってみると規模は小さいけれど部屋は広いし(たまたまエクストラベッドが2つついた家族用の部屋だったせいかもしれませんが)、朝食はたっぷりしているし、とてもよい宿でした。
ホテルとペンションでは税制が違うのかな。ホテルと名前がつくところに比べてかなり格安の気がします。

後からHPを見て知ったのですが、小柄で恰幅のいい宿のご主人は貴族のマウラッハ家の末裔だとか。そしてその奥さんだと思われる女性は、なんと音楽家で、声楽やピアノを勉強して今は音楽学校の先生と指揮者をしているそうなのです。ドイツ語のWikipediaにも紹介されているGal Rascheさん(公式HPはこちら)という方です。
宿のご主人は初老(65歳以上)と思われる年代で、Gal Rascheさんは47歳。本当に夫婦だったのかなあ。でも、そのおじさんとその女性と我々夫婦4人しかいない部屋で、Our son といってHPの背の高い男性の写真を紹介してくれたのでやっぱり夫婦なんだろうなあ。
英語がもっとしゃべれたらいろいろおしゃべりしたかったのだけれど。

またお世話になりたいペンションです。

●ペンションを出てすぐ右手にある階段
(むこうの道路との落差約6m)

1906/07年に建立された有名な分離派様式の階段「フィルグラーダー・シュティーゲ」だそうです。
石と鋳鉄が印象的な建造物です。
中央の薄暗いアーチ状のところには小さなワインバーがあります。

●ペンション外観
上の写真の階段を上ってすぐ、左側にペンションモーツァルトが。
この建物の2階全部を占めているようです。
1階の手前はバーで、金曜の夜はにぎやかでした。
●泊まった部屋
右上に見える窓のところに泊まりました。
一番端っこの部屋。

道路のドア、2階のドア、部屋のドアと、3つの鍵を渡されます。
●Gal Racheさん
美人です。
コンツェルトハウスで3/12にコンサートをやったそうです。この日はダンナサマの誕生日で、奇遇ですねーという話になりました。

●部屋のようす
ドアを入って左奥にベッドが。
写真には写っていないのですが、左手前の壁際、および右の壁際にエキストラベッドが2つ。家族4人で泊まれる部屋です。

●ドア
部屋に入ってドア方向を振り返ったところ。
左にクロゼット、右にバスルームのドア。

●部屋に冷蔵庫が☆
ベッドの足元には小テーブルと椅子が2脚あってグラスも使えます。そして壁際にはTVと冷蔵庫、鏡。
冷蔵庫はとってもうれしいです。この値段で部屋に冷蔵庫があるなんて、感激!

●洗面台
洗面台の下は扉式の物入れの場合が多いですが、これは引き出しが2段。こちらのほうが収納に便利そうです。我が家のも改造したいなあ。
エマール(液体洗剤。粉の洗剤より手が荒れない気がします)を持っていって毎日洗濯しました。連泊のよいところ。乾燥しているから一日で乾くのです。
●トイレとシャワーブース
バスタブはついていない部屋でした。ついている部屋は予約済みでした。ちょっと残念。

●シャワーブース
お湯の温度はほどよく調節できてよかったです。
ぼろい設備のところだと一番いい温度帯をはずすように温度調節されることが多いけれど。
ペンションだから、タオルもないかも、と手ぬぐいを持参したのだけれど、ちゃんとおいてありました。色柄がそろっていないのなんて全然問題ないですよね。

●朝食
小さな食堂にビュッフェスタイルで用意されています。座席数の関係で前日に時間を申告するスタイル。
チーズ、ハムのほか温かいお料理もあって、3つ星ホテル並みです。
つい食べ過ぎてしまいます・・・。
左のお皿にある黒い丸いものは色づけしたゆでたまご。コーヒーはなぜかおいしくありませんでした。

食堂だけでなく、ロビーにもりんごやバナナが置いてあって、自由にとれるようになっています。

●2007ウィーン旅程へ

コメント
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