採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

グーラシュにはキャラゥエイ

2007-05-23 | +ふたりの日
ちょっと前父から送ってもらった那須牛の煮込み用があるので、最近肌寒いことだし何か煮込みを作ってみることにしました。

カイエさんのブログでおいしそうなボルシチを拝見して、ボルシチもいいなあ、と思っていたのだけれど、今回は使ってみたい素材がひとつ。

4月に行ったウィーンのナッシュマルクトでグーラシュミックスなるものを買ってきたのでした。
粉状のミックススパイスで、おそらくパプリカ主体。
パプリカ単体も買ったのでどう違うのかな、と舐めてみると、ミックスの方はタマネギの匂いがする感じ(あとはよく分かりませんでした・・・)。



上がパプリカ1.2e、下がグーラシュミックス1.4e
(それぞれ100g入り)



これを使ってグーラシュだ!

正確な作り方はよく分からないけれど、キャラウェイとマージョラム(どんな味?買ったことないスパイスです)が入るものらしい(『週刊朝日百科世界の食べ物』によると)。
ボルシチからビーツを除いた、またはカレーからルーを除いたものに、パプリカが加わった感じだな、きっと。うんうん。


■■ハンガリアングーラシュ(もどき)
■材料 (6人分くらい)
・牛肉   大6切れ
・タマネギ 大1個 千切り
・生ハムの皮のところ(ダシとして)
・ベーコン 2枚  刻む
・ニンニク 1かけ 半割
・にんじん  3/4本(このときたまたまこれしかなくて) 乱切り
・じゃがいも  大2個  4つ切り
・トマト缶 1つ
・(生のセロリがあればぜひ)

・コンソメキューブ 1個
・パプリカミックス  大さじ2位かな
・キャラウェイシード
・セロリシード(セロリが欲しかったのだけれどないのでこれで代用)

■作り方
1)牛肉に塩胡椒し、フライパンで焦げ目をつける。よけておく。
2)生ハムの皮、ベーコン、ニンニク、タマネギを油で(本当はラードらしい)炒め、人参も軽く炒める。ここにスパイスを投入、油が馴染むまで炒める。(ホールスパイスは油がぬるいうちに最初に温めるのかも)
3)お湯を入れて煮立て、鍋に移す。牛肉も。
4)鍋にトマト缶、適量のお湯、塩などを入れ煮込む。実はこの段階で味見して、はっと気づいてキャラウェイシードとセロリシードを入れたのでした。
5)お肉がある程度柔らかくなるまで煮て、その段階でジャガイモを投入。今回はオーブンで煮ました。
ジャガイモが煮くずれやすいタイプの場合、皮ごと投入して煮えたら皮をむいて切る、という方法をカイエさんが書いてらっしゃいました。やってみたかったのだけれどジャガイモの状態がいまいち(芽が!)なので今回は皮をむいてから時間差で入れました。


2007/5/22作成 グーラシュ


最初はスパイスが粉っぽいのですが、煮上がってくるとオレンジ色の油が浮いて、スパイスも馴染んでいきます。見た目はトマト系の煮込みやカレーのよう。

食べてみるとこれまで食べたことのない味。パプリカから来るのかな?
そしてキャラウェイが味を引き締めている感じ。とてもおいしい。もっと入れてしまおうかな?でもスパイスは適量が肝心なのだけれど。
(キャラウェイといえば、キャラウェイ+αを入れたスパイスパウンドケーキもおいしいのです。久しぶりに作ってみようかな)
お肉もとても柔らかく煮えてオーブンの熱で部屋も暖まって、肌寒い夜にはぴったりでした。

これで夕食開始時間が10時でなかったらどんなにいいことか。

ダンナサマへ。どんなに仕事がんばっても老後頼りになるのは妻だけですよ。
いまのうちから奥さんを大切にしないとだめですよ~。
あとねあとね、空腹を紛らわすためにおやつをつい食べつつも待っているのだから、もし太ってもちゃんと太ってないって言うようにね。
コメント (4)
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