採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

那賀川の鮎

2013-08-16 | +きのこ以外

先週の金曜から日曜(8/9-11)、父がまた那須からリフォーム工事のために来てくれました。

美味しいおみやげを持って。
前は百合の花を持ってきてくれましたが、今回は鮎!


福井の九頭竜川の鮎釣り名人というお友達がはるばる父のところに遊びに来てくれて、一緒に鮎釣りに行ったそうなのです。
地元九頭竜川では、毎年沢山料亭におろすほどの名人ですが、フィールドが変わったせいか、予想外の苦戦。
炎天下でかなり頑張ったそうですが、釣果はちょぼちょぼ程度。
(きのことりもそうですが、やはり自分のナワバリじゃないとなかなか難しいのかもしれません。 )

思うように釣れない、というメールをもらっていたので、お味見程度で数は大してないだろうなーと思っていましたが・・・
 

鮎

父がもってきた箱を見ると、冷凍鮎がざっくざく。

鮎

しかも、それぞれが結構な大きさです。

聞いてみると、同じ釣り場にいて、大漁でかつ家の冷凍庫も鮎でぎっしり、という釣り人から貰ったのだとか。
なるほどなるほど、きのこも、とれすぎると人にあげるしかなくなりますものね。 

鮎

その晩、早速6匹、解凍して焼くことにしました。
鮎持っていくよ、と言われていたので、串は買っておきました。
うねうねさせるように串を打つらしいのですが、いまひとつコツがつかめません・・。
 

鮎

軽く塩を振って、シッポとヒレには化粧塩。

鮎

そして熾しておいた炭火で!
焼く道具はU字溝。これも今回買ってきました。 
串の打ち方がアンバランスなため、魚があっちこっち傾いています。 

鮎

ベランダは暗くて焼け具合が分からないため、電気スタンドを導入。
焼け具合はダンナサマがちょっとだけ見てくれました。
魚は殿様に焼かせろといいますが、うちの殿様は「ベランダは暑いの」と見張りを放棄。いまひとつ戦力になりませんでした。

鮎

焼き上がり!
塩加減や焼き具合も丁度良くできました。
焼きたての鮎はジューシーでほろりと柔らかいです。身の部分はごくあっさり、スッキリした味です。
那賀川でも上流の水の綺麗なところで釣れた鮎だそうで、納得です。
ワタ部分は鮎独特のほろ苦い香ばしい味。
臭みというものは全くなく、大変美味でした。
(私は父とダンナサマの頭や骨やワタのところまでもらってバリバリ食べ尽くしました)

鮎

後日、大丸京都店で見かけた鮎塩焼き。
うちにあるものより大分小さくて、このお値段。

まだ我が家の冷凍庫にいっぱいあるもんね。
おほほほほ。
 


シロキさん、お父さん、美味しい鮎をご馳走様でした!

お父さんへ:一人で沢釣りに行くときは、鉄砲水などにも気をつけて下さいね。鮎の消費に困ったらいつでも手伝いますよ~。
 
■■鮎塩焼きポイント
・袋ごとボウルの冷水に漬けて解凍する。
・とけてきたら、流水で洗って表面のヌメリをとる。
・腹をしごいて、フンを絞り出す。
・串は、口のなかから刺すか(今回はそうした)、または右のほっぺたあたりから刺す。
・まず裏側(右半身)の1/3あたりをめざして串を進め、、次に表側の2/3あたりをめざして串を進め、そこで折り返して、シッポの手前で串を突き出す。
・串打ちは、踊るように、というのも見かけ上のポイントだが、むしろ魚の重心を通るようにするのが重要。
 背側や腹側、もしくは表裏の重さがアンバランスだと、焼いている際に転がってしまい、うまく裏返せない。
・塩は、胴体には少なめ、ヒレにはしっかり。
・焼く際に魚の重みの不均衡で串が安定しない場合は、レンガでおさえたり、串の先端にジャガイモを突き刺してみたりなど工夫するとよい。


■参考情報
(1)Youtube  
鮎の串打ち(例1) 鮎の串打ち(例2) 口から入れ、最後にしっぽから出す以外は串がずっと体内にあるタイプ

鮎串打ち 口から入れ、魚の1/3あたりから2/3あたりまでは串が外から見えるタイプ

鮎串打ち 右頬のあたりから串を入れ、串がずっと体内にあるタイプ

鮎串打ち 右頬のあたりから串を入れ、 魚の1/3あたりから2/3あたりまでは串が外から見えるタイプ

コメント
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