採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2017:収穫開始(山形)

2017-05-23 | +ニンニク

葉っぱが黄色くなってきたなー、ニンニク畑を見渡していました。
とある一角が、特に黄色いです。
そこは、まさかの「山形」。
数年前に山形から取り寄せて毎年植えていた、「最上赤ニンニク」です。

これまでは、My畑では一番の晩生タイプでした。
他のが枯れても葉っぱは比較的青いまま。暑さ、もしくはさび病に負けて結局は成長をやめてしまうけれど、その段階では玉は育ちきっていない、という状態でした。 なので一番長く畑に置いておく品種でした。
それが一番に収穫を迎えるとは!

寒地系のニンニクは、鱗片分化に、一定量の寒さが必要なのだそうです。
このあたりだと寒さが足らず、鱗片分化が遅れ、そのせいで鱗片肥大も足りないのではないかと推理しました。

調べたところ、タネニンニクの状態で冷蔵しておくことで、「一定量の寒さ」に足し算してもらえるようです。
今回は、種ニンニク全量を、1か月くらい冷蔵しておきました。
確か9月に入ってから、「あっそうだ冷蔵しなきゃ」と思い出して冷蔵庫に入れた気がします(この辺が詰めが甘い。)

こんなに早く成熟した(っぽい)のは、冷蔵の影響ではないかと思います。 

ニンニク山形

ニンニクの収穫時期の見極め方は、「根っこのところが水平になったら」とよく聞きます。でもそのためには、掘ってみないといけないですよね。
家庭菜園では、ムダな試し堀りはなるべく避けたいです(勿体ないので)。
なので、掘り上げずに表面の土を取り除き、皮のつっぱり具合と玉のぷくぷく加減を参考にすることにしています。
写真の枠内を見ると、表面近く、数枚の皮がつっぱってやぶけており、(写真では見にくいですが)鱗片のぷくぷくした感じも分かるようになっています。これが収穫どき。
これ以上長くおいておくと、皮が全部破れて、「玉割れ」状態になってしまいます。勿論それでも味には変わりありませんが、皮に包まれていた方が綺麗なので、玉割れは避けたいと思っています。

ニンニク山形

玉のサイズはさまざまありますが、一応大半が、しもぶくれのニンニクになっている気がしますが、どうでしょう。

ニンニク山形

ちなみに葉っぱはこんな状態。
下葉が2枚枯れた頃が収穫どき、と教科書には書いてあったりします。
これの場合、枯れた下葉は見当たらないですが、最盛期より葉っぱの枚数がえらく減って長ネギになっちゃったようにみえます。
前はもっと青々・ふさふさに茂ってた気がするんだけどな・・・(枯れた葉が、マルチを剥がす際に折れてなくなったのではないかと推理)。あと、残っている葉も畑でいちばん黄色い様子なので、掘ってみました。 


この品種は、先端から花茎が出てこず、福地のように茎の中途で止まるタイプ。
花茎先端の珠芽を観察してみたところ、ずいぶん未熟な状態でした。
玉部分はほぼ成熟しており、珠芽は未熟ということ。
(通常だと、鱗片が太った段階で、珠芽もかなり成熟している)
冷蔵の影響でこういう育ち方になったようです。

印象ではありますが、例年より出来がいい気がします。
次の植え付けの際も、やはり全量冷蔵しようかと思います。




コメント
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