採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ローストビーフ2017

2018-01-05 | +お客さんの日

今年のお正月もローストビーフを作りました。
(2017年の年末にお肉を買いにいったので、数字は2017になってます)

 ここ数年、お肉は近くのスーパー、「食品館あおば」で買っています。
今年は、私が実家に着いたのが30日。30日の午前はサーモン塩抜き関連の作業をし、夕方にスーパーへ。店頭に丁度いい大きさのものが一塊あったので購入。更にもう一塊予約して、31日に受け取りました。 
ロースト作業は一日。昼過ぎから交代でお風呂に入り、夕方に焼いて、焼き立てのあたたかいものをその日の夕食に。
2日の新年会では、スライス後、電子レンジで少し温めて提供しました。

ローストビーフ

30日に買ったのは、静岡産の黒毛和牛。100gあたり650円です(昨年は680円でした)。
約2kgの直方体の塊です。 

ローストビーフ

31日に買ったのはこちら。昨年と同じ銘柄の「とかちポロシリ和牛」です。値段は100g650円で、前日買った静岡産と同じ。(昨年は100g680円だったので、少し安いです)
 
昨年は2キロの大きな塊のままと、それを半分に切ったもの両方焼いてみて、どちらも同じ味だったので、今年はそれぞれ2つにカットして、1キロの塊4つにします。

ローストビーフ

胡椒は、昨年同様、すり鉢で砕いて粗挽きにしました。
更に今年は、ローズマリー、庭のタイムも刻んで混ぜました。(2塊分。後半足りなくなって、それは胡椒のみ)

ローストビーフ

紐で結わえたあと、塩、胡椒+ハーブを父になすりつけてもらいました。
(びっくりするくらいの塩をなすりつける必要があるため、気弱な私だとダメなのです)
静岡産が太いタコ糸、北海道産が細いタコ糸2本どりになってます。(区別がつくようにしておいてよかったです)
このあと、父の思いつきでニンニクスライスを紐に挟んでみました。

ローストビーフ

スーパーでは和牛の牛脂を用意してもらいました。その牛脂を熱して、お肉表面を焼きます。
(この写真は前の年のもの)

ローストビーフ

昨年は、この写真のように、大1つ、小2つの塊を、アルミ箔をつなげた上に並べてまとめてつつんで焼きましたが、今年は2つずつ(北海道と静岡を組み合わせた)、別のアルミ包みにして焼いてみました。(つなげるという技を忘れていた)
セロリの葉は今年はなし。

昨年同様、断面が縦長になるように配置し、150度で15分くらい焼いた後にアルミをあけ、上下を交換。更に15分焼いて金串でチェックし、まだ冷たかったのでもう少し焼き足しました。

ローストビーフ

串を刺して熱くなったら加熱終了。
オーブン皿からも取り出して調理台の上へ。

焼けた断面はこんな感じ。
(サシ多めで白っぽいので、多分北海道産。静岡産はもう少し赤め)


一日の夕食に焼きたてを食べてみました。小さめなかたまりを選んで、静岡産の方。
これが柔らかくてすっごく美味!
(前歯の歯ならびが完璧な人は違うかもしれませんが)肉を歯で噛み切るのって、薄く切ったとしても結構大変ですが、サクっと噛み切れるのです。
柔らかく、肉の風味も優しくて、まぐろの刺身のような印象。
わさび醤油をつけて食べたら、感動のおいしさでした。

翌日の新年会で、北海道産「十勝ポロシリ和牛」も味見。
昨年のものは、歯で噛み切るにはやや硬くて細切りにして提供しましたが、今年は静岡産のと同様、えらく柔らか。
そして、静岡産のものや昨年のものより、霜降り度合いが強く、肉の風味も強めです。
とてもとてもリッチな味わいです。
産地により、また個体差によって明らかに味が違うということが分かって、とても興味深かったです。

上等な柔らかいお肉に父も大満足。
「こんなに美味しいのなら、ちょくちょく買って作ればいいよね」、と言っていました。
(お母さんへ:たまには作ってあげたらどうでしょう)
新年会での売れ行きも抜群で、どんどん減っていきました。

お父さんへ:美味しいビーフ、ご馳走様でした。 今年は大成功でしたね。また来年もよろしくお願いします。

■メモ
・今年はお肉がおお当たりだったのか、大変美味しかった。(毎年美味しいけれど)
 ハーブやニンニクを使ったのもよかったかも。来年も庭のタイムが元気だといいのだけれど。

・ホイルに包んで焼く際にもタイムひと枝を敷いてもいいかも。セロリの葉やローリエもあれば。

・加熱後、オーブンから出したあとに、もう一度お肉を上下反転させるといいかもしれない。
かなり肉汁が出ていて、下のほうが熱いお湯に浸かっている状態だったので、余熱で下側に更に火がとおってしまうのを防ぐため。

・グレービーソースは、毎年適当なのだが、次のような手順で作ってみた。
 肉の表面を焼いたフライパンを少しあたため、脂を捨てる→アルミホイルにたまった肉汁をこのフライパンにいれ、焦げ目を溶かし込むようにする→茶漉しで漉して胡椒の粒などを取り除く→また鍋に戻して少し煮詰め、ブランデー少々を投入。煮立たせる。サクランボ大のブールマニエを加えて煮立たせて、とろみをつける

なめらかではあったけれど、今回、やや脂が強い気がした。鍋に肉汁を入れて煮立たせ、漉したあとに一晩おいて、冷えて固まった脂を捨てるといいかもしれない(今回はそのまま作業をすすめた)。

・わさびクリームソースも割りと好評だった。

・添え物の野菜も、結構売れ行きがよい。年末、実家近辺のスーパー買おうとしたのに品切ればかりだったので、こちらで買って持参するとよいか。
 (どのくらい日持ちするのか不安だが)

コメント (2)
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スモークサーモン2017

2018-01-05 | +肉・魚系保存食

年末、帰省した折に、恒例のスモークサーモンを作りました。

ここ数年、鮭を手配してくれている商社(?)の方から「来年はもう手配できないかも」と言われ続けてていますが、それでもなんとか届きます。
今年こそ鮭作業がないかもしれないので、久々の初売りショッピングかしらん?とも思っていましたが、届くことに相成りました。

毎回、到着日や鮭の大きさが微妙に異なります。
今回は28日到着(比較的遅め)。鮭は、1匹2.*キロと、やや大きめ。

28日に母がソミュール液作成。例年、もう少し砂糖を入れてもいいかな?と思っていたので、前回の3.3%より砂糖をやや増量。
10リットルの水に、11%の塩、3.8%のザラメ糖、ローリエ、黒粒胡椒。(この味は、丁度よかったです)


29日午後に、母と叔母でさばいて漬け込み。今回は大きなトロ箱に全てのソミュール液とサーモンを入れるようにしてもらいました(前回ふたつに分けて、味にムラがあった気がするので)。
前回は、背びれの骨が大々的に残っていたけれど、今年はそれはなし。ただ、腹骨が多少残っていました。

30日朝、浸かりすぎてしまう心配から、ソミュール液をいくらか汲み出してみました(母)。
(でも、結果的にこれはしなくてもよかったかも)

30日昼前に、私が到着。塩抜き開始。
例年は、朝食直後に塩抜きを始めるところ2時間ほど遅めなので、塩抜きが終わったのは昼食をはさんで3時ごろだったかな。食べてみて、「薄いかな」くらいまで水に晒しました。塩抜き中は、ガス給湯のスイッチを切っておく必要があり、台所でお湯が使えないのがやや不便。例年のように朝食後から昼食までの間に塩抜きする方がその店では都合がよいです。
昼食時に弟夫妻が来て、餅つき&つきたて餅ランチ。丁度そのタイミングで鮭の塩抜きが出来たようなので、昼食の準備はみんなに任せ、鮭を拭いて、ぴちっとシートを挟んで脱水。
今回、ピチットシートがギリギリしかなくて、皮の側には省略するなど、ケチケチ遣いました。
これが後からやや問題に。

31日は、関東のこの時期には珍しく、朝からどんより曇り空。
しかも、ちらちらと雪まで!
本来ならば晴天の下でサーモンを風乾したいところなのですが、雪が落ち着くまではできません。
午後にピチットシートを外して干してみたけれど、曇り空では大して乾かず・・・。
割と水分の多い状態で、燻製1日目。
2つあったダンボールスモーカーがひとつになったため、全ての鮭を吊るしてスモーク。
(1日目は、網にのせて水平な状態で燻製したほうがよかったかもしれないが、今年はそうしたくても鮭が大きすぎたような気がする)
生っぽい柔らかな鮭を吊るすのは、よくなかったかも・・・。皮が破れて1枚落ちてしまったりしました。
夜はお風呂場へ。(この日にダンナサマが移動してきて、少しは手伝ってくれました)

1日はいいお天気。
朝から網に並べて追加の風乾。この日はよく乾きました。
しみ出た脂をふき取って、燻製二日目。

2日には燻製はせず、骨抜きと真空パック。

 

スモークサーモン

塩抜き中。
今年は大きなトロ箱に10枚、同時に漬け込み、同時に塩抜き。 

スモークサーモン

アラの一部は、母が塩漬けしてくれて、これを酒粕に漬け込みました。

スモークサーモン

ピチットシートで脱水後の鮭。
風乾したいのですが、1日は天気が悪く乾きません。この段階で身が割れているものがいくつか。ソミュール液に漬け込むと身が引き締まるはずなのだけど、なんでだろう。脂がたっぷりのった鮭だったのか、液からあげる際などに扱いがやや乱暴だったのか?

スモークサーモン

燻製一日目終了後。
実は吊るす際に落下事件もあったりしたので、この段階で身が割れているのはそのせいもあるかも。

スモークサーモン

今年のハラスは大きいです。

スモークサーモン

ひものかけ方、例年特に問題はなかったのですが、今年は鮭が大きく、乾かない状態で吊るしたので問題発生。
こちらは大丈夫だったのですが・・

スモークサーモン

しっぽの側が、バッテンにひもをかけたせいか、ぎゅうっと皮が引き絞られてしまい、皮が破れて落ちてしまったものが一枚ありました。
ピチットシートで皮の側も脱水しておくと、こういうことは避けられたかもしれません。

スモークサーモン

燻製終了後(撮影は1月2日)。

スモークサーモン

燻製2日目の前に晴天の下で干したので初日よりはだいぶ身が引き締まっています。

スモークサーモン

2日の午前中、骨抜きをして、カットして真空パック。
2日夜の新年会で味見しましたが、ダンナサマ曰く、もうちょっと強く燻製をかけてもよかった、とのこと。むーん。じゃあもっと積極的に手伝ってほしかったなあ、もう。

スモークサーモン

カットしていて気づいたのですが、身がぐずぐずに柔らかくなっているものがいくつかありました(断面の左端)。傷んでいる訳ではないので、おそらく落下事件の際に衝撃が加わったせいではないかと・・・。
解凍する際にピチットシートでいくらか脱水するとましになるかなあ。綺麗に薄くスライスできなくても、いろいろ食べ方はあるはずなので、食べる際に工夫します。


スモークサーモンは、毎年何かハプニングがあって、安定して成功とはなかなかいきません。
今年は、ソミュール液の味付け(砂糖の量)はすごくよかったけれど、その後が・・・。
また来年あるかどうか分かりませんが、思ったことをいくつか。

■メモ
・ソミュール液は、塩漬け完了時点までたっぷりのままにして、汲み出さなくてもよさそう。
・ピチットシートはふんだんに用意する。
・初日の燻製は、水平の状態で出来るとよい。
・吊るすためにSカンがあるとよい。

・さばく段階では私がいないことが多く、さばく前の鮭の姿を見ていないのだが、毎年鮭の種類や状態が違う気がするのだが、どうなのだろうか。今年は塩漬けが結構長めだったはずなのに、ピチットで脱水後(落下事件前)に既に身割れしているのが、なぜか・・。
・出来れば小さめの鮭のほうがよい。
・ただでさえやることが多い年末年始でない時期に作業する手はないだろうか。新年会には出せないけれど、成人の日の連休を利用してはどうだろうか。
・来年は、鮭があるかどうか。
でも、もし鮭が来たときのため、合板でスモーカーを作っておくといいかも。ダンボールスモーカーがそろそろボロボロだし、サイズが小さいので大きな鮭を水平に置けないので。
実家でのスモークサーモン作りがなくなったとしても、自宅で何かを燻製するのに使えるはず。

コメント (4)
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