採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

パス・クラサン(洋梨)

2018-01-23 | +フルーツ

先日鳥取に行った際、街中の農産物直売所にて、珍しい梨をみかけたので買ってみました。

パス・クラサン

パス・クラサンPasse-Crassaneという名前。
丸くて薄茶色で、最初は和梨(赤梨)の一種かと思いましたが、洋梨のようなのです。
ごつごつといびつで、色もまだらに茶色がかっていて、見た目はお世辞にも綺麗とはいえない梨です。
なんてブスな梨なんだろう、とスルーしかけましたが、こんなに見た目が悪くて売られているということは、味はきっといいに違いない、と思いなおしました。

サイズが大きくなる品種のようで、グレープフルーツ大のものもありましたが、追熟の見極めに失敗したときのため、小さめが2個セットになっているものを買ってみました。

パス・クラサン

Wikipediaによるとフランスのルーアンで19世紀半ばに開発された品種です。ただ病気に弱いため、1994年以降は新規に植樹することは禁止されているとか(既に植えてある果樹園からの収穫・販売は可)。
日本で産地になっているのは、いまのところ岡山県赤坂地区だけのようです。(病気の問題は解決したのかしら・・)
鳥取では、梨農家さんが個人的に苗木を入手してチャレンジして育てているのかな?

未熟な状態では緑色がかっていて、食べごろになるとこんな感じの黄色になるようです。緑だと、まるい形状もあって、二十世紀梨っぽくみえるかも。

パス・クラサン

白くてなめらかな果肉です。
つやつや光っていることからも分かるように、とてもスムースでジューシーで、とろけるような食感☆
片方は、洋梨には珍しい程の酸味を感じましたが、もう1個はそれほどでもありませんでした。(芯のところがすっぱいわけではない)
いい香りがしてクリーミーで・・・そう、釈迦頭やチェリモヤを思い起こさせる味です(すっぱい方は特にそう感じた)。
とても美味しい梨でした。


洋梨の中では一番遅くに出回る品種のようです。
フランスでは「冬の梨」と呼ばれており、追熟中の乾燥しすぎを防ぐため、軸のところを赤い蝋でコーティングして売られているとか。

暖房の効いたなかで、クリーミーな洋ナシを頂くと、まるでアイスクリームみたい。
見た目に惑わされずに買ってみてよかったです。
また買いたいな。

===

鳥取ですが、しばらく行く機会がなくなりそう。
というのも、借りる人がみつかったのです。
本当は年明けから洗面所改修をする予定だったのですが、12月末に不動産屋から連絡があって、現状のまま借りたいということで、解体等のスケジュールも決まっていた工事ではありましたが、中止に。
せっかく依頼することになっていたのに、完全にキャンセルでは申し訳ないので、余っているペンキでトイレの塗装をお願いし、あと残材も送ってもらうことにしました。(トイレの塗装は、やろうと思えば自分でもできる作業だけれど・・・)

借りてくれる方は、60代の共働きのご夫妻だそう。
どんな風に住むのかなあ。
ブログをやってたりして、部屋の写真をアップしたりしないかなあ。




コメント (3)
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