採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

台南2018:ステキな廃屋

2018-04-23 | +海外

今回の台南では、ダンナサマと町をよく歩きました。
1人だと、迷いにくく、またお店がありそうな大きめの通りを選びがちですが、ダンナサマは逆。
方向感覚がいいし、静かなところが好きみたいで、お店がなさそうな細い道にもどんどん入っていきます。

たまたま入ってみた路地の奥に、廃屋なんだけれどもとってもかわいい建物をみつけました。
 

かわいい階段の家

私有地かしら?と不安になるような細い路地の奥が、ぽっかり開けていました。
もともと雑草だらけだったところを整備して、地元の人が集まれるような広場にしたものだそうです。
広場の傍ら、写真左端に半分だけ写っている小さなおうち(廃屋)が、なんだかとても可愛かったのです。

特に鍵などはなく入れるようになっていたので、ちょっと入って写真を撮らせてもらいました。 

かわいい階段の家

写真がヘタでうまいこと撮れているものが全然ないのですが・・・。
このおうち、すべっとした階段の手すりがかわいいです。
白い壁とペパーミントグリーンの枠もレトロ。

かわいい階段の家

階段手すりのすべすべ丸っこさが分かるでしょうか。
素材はジントギ(人造石研ぎ出し)だと思います。

かわいい階段の家

2階から下をみたところ。
幅は狭く、ステップの踏込も20cmくらいしかなくて、使いやすくはない階段なのですが、なんとも魅力的。 

かわいい階段の家

2階。
1フロア12畳くらいの、ごく小さなおうち。
このフロアは間仕切りしてあったようです。

窓ガラスは全部割れていました。
ガラスの外側の鉄柵はレトロ感があります。

かわいい階段の家

3階。屋根が破れて光が差し込んでいました。

かわいい階段の家

天井には中心飾り(シーリングメダリオン)が。
手すりのジントギといい、この天井のメダリオンといい、ホテルアダージオに似ている気がします。同じ建築家(工務店)のデザインじゃないかなあ・・。同じ時代というだけだろうか。

かわいい階段の家

天井の廻縁も立体的で凝っています。
ミニチュアみたいな小さなおうちですが、どことなく重厚感が。

かわいい階段の家

外の部分にはタイル細工。
何故ここでガラが違っているのか分かりませんが、とってもかわいいです。
タイルって、一度壊してしまうと再利用が難しい素材だと思うので、このまま生かされる方向だといいなあ。

かわいい階段の家

洗面台にもパステルカラーのタイルが。
昔懐かしい感じですよね。


中を綺麗に空っぽにして、掃除して、天井や壁の塗装などをやり直すだけでも、見違えそうです。
(屋根の修理や水道・電気関係はプロに頼む必要がありますが)
もし知り合いがここに住む、とか、ここでお店を開く、というならば、手弁当でお手伝いに行きたいくらい。

次に台南に行ったら、またこのおうちをチェックしに行ってみます。
残っているといいなあ。


コメント
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