イタリアアマゾンで買ったパネトーネの、2個め。
ラストパネトーネはこちら。
 |
Cannavacciuolo社のジャンドゥーヤパネットーネです。 本当はこのメーカーのクラシコを頼んだのですが、手違いでこれが来ました。 ま、チョコ味は好きだからいいことにします。
1キロのパネトーネは、低面積がもっと大きく、背が低めのものが主流な気がします。 このメーカーは、背が高くてカッコいい気がして、選んでみたのでした。
|
 |
中身はこんな感じ。 表面には、(メロンパンのような)ココアクッキー生地と白いお砂糖をのせて焼いてあります。
|
 |
断面。 ほどよい黄色の生地。 ちょっとしたチョコレートトリュフくらいのサイズの大きなジャンドゥーヤがごろごろと入っています。 気泡はそれぞれが大き目。今シーズン買ったパネットーネの中で、一番大きな気泡です。
|
 |
断面アップ。 「きめ細かくなめらか」とは別系統の、ぷくぷく大き目の気泡です。
最近は気泡大き目のパネットーネも出てきているようで、フランスパンか?というような不ぞろいな大きな気泡のものもあるようです。
味見してみました。 香りは、開封した当初は、オレンジでもなくバニラでもない(もしくは、オレンジのようなバニラのような)感じ。香りって、今シーズン買ったもの、全部違っていて面白いです。
香りは実は時間が経つと変化します。 最後の方になってくると、バニラの香りは目立たなくなって、オレンジのような香りが強めに。 バニラの香りが飛んだのか、それとも何か発酵的な作用によるものか・・?(焼いたからもう酵母はいないのかな)
食べてみると、表面のクッキー部分は(生地よりも)甘め。 生地は、特に最初はオレンジ風味が弱めだったので、ジャンドゥーヤとよく合って、美味しいです。 ジャンドゥーヤ用に生地の風味を調節しているのか、クラシコと同じなのかはよく分かりません。
最初、いつものように少し温めてしにょしにょにして食べてみました。 そうすると、とっても柔らかで美味しいものの、ジャンドゥーヤが溶け気味になってしまって、穴からぽたりとお皿に落ちてしまったり。 なので基本的には、冷たいまま食べていました。 こうするとジャンドゥーヤがほどよい固さかつクリーミー。生地は、ほわほわのバタークリームを食べているような、しっかりしつつも口どけがいい、なんとも言えない食感。 例えるならば、シュー生地の内側の膜みたいなところのような食感かしらん・・・。
イギリスパンのようなきめ細か系と、あわあわ気泡大き目タイプは、かなり食感が違います。 どちらもそれぞれ魅力的な味わい。 これは、来年も両タイプ買わねば・・と思うのでした。
今回わざわざ選んで買った、底面積小さ目、背が高めタイプなのですが、これは、ちょびっとだけ食べたいときには少々不便な気がしました。 底面積大き目(背低め)と小さ目(背高め)、同じ角度でカットすると、ほぼ同じ分量になるはずなのですが、弧の長さが違います。ということは、底面積小さ目(背高め)は、小さな角度でカットすると、ヘラヘラの薄いスライスになってしまうということ。 パネトーネは、(私としては)それなりの塊で食べたいと思うので、厚切りにしやすい底面積大き目の方が、切りやすかったです。
この背高パネトーネの場合、少量食べたいときには、それなりの角度(厚さ)で切ってしまって、上下に切り分けてダンナサマと分けて頂くことにしました。 (上の甘いクッキー生地は、私はなくてもいいと思ったので、上側がダンナサマ、下側が私)
|
 |
原材料 小麦粉00番(小麦粉、小麦グルテン)イタリア産、ミルクジャンドゥーヤ19%(砂糖、ヘーゼルナッツ、カカオバター、全粉乳、カカオペースト、乳化剤。カカオ分26.6%)、遠心分離バターイタリア産、砂糖、卵黄イタリア産、水、母酵母、オレンジピール砂糖漬けのペースト(オレンジ皮、果糖ブドウ糖シロップ、砂糖)、レモンピール砂糖漬けのペースト(レモン皮、果糖ブドウ糖シロップ、砂糖)、小麦酵素、百花蜂蜜、バニラパウダー
表面: 砂糖、ミルクチョコレートチップ、グラニュー糖、アーモンド、卵白、杏仁、ヘーゼルナッツ、米粉、ジャガイモ澱粉、柑橘の食物繊維、カカオパウダー
|
小麦粉は、薄力粉的な00番に加え、グルテンも追加しているようです。
気泡大き目で背が高めのしっかりした生地を作るためでしょうか。
生地には、レモンピール成分も入ってたようでした。ぼんやりしてて気づかなかったけど、オレンジだけではない複雑な香りがあったかも・・・。
遠心分離バターとありましたが、日本ではあまり聞かないワードです。
イタリアではバターの製法にいくつか種類があるのかも・・?
あと、別になくても、と思ってアップの写真も撮り損ねた表面のコーティングですが、なんかいろいろな材料が入っていてびっくり。米粉とか、杏仁とか。
研究の成果のこの配合なのでしょうね。