採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

初インゲンマメの思い出

2021-08-16 | +その他

今年の春は、いつもと違うものを蒔いてみよう、と、インゲンマメ(つるなし、すじなし)を植えてみたのでした。

何しろ初めてなので、成長の様子も不明。
ピーマンみたいな感じにしゃっきり立って、そこから豆が垂れ下がるのかなーと思ったら、違いました。

バスケットボールくらいの背丈に育った株は、地際からぐったり横に倒れる感じ。
ツルがあれば上へ上へとツルを頼りに伸びていくのかもしれませんが、ツルなしなので横倒しのまま。
しゃっきり立つようなつもりはない植物なのでした。

豆は、割とよくつきました。
ただ、背が低い株に、結構な長さの豆がつくので、どれも地面につっかえてぐにゃりと曲がってしまいます。
市販品はツルありのインゲンなのでしょうね・・・。

豆の成長は結構早く、2日に一度は見に行った方がいいような感じ。
うっかり植えすぎたということもあり、細かい収穫は結構大変でした。
収穫するとき、葉っぱの表面が細かいサンドペーパーみたいにざらついているので、腕がチクチクと痛いのもなんかちょっと憂鬱です。

ある日の収穫はこんな感じ(6月6日)。

いんげん豆

ぐにゃぐにゃと曲がった形状の豆がどっさり。

インゲンマメって、実はこれまで、シーズンに一度も買わないような野菜でした。
特にいい風味もないし、別に食べなくてもいいかなーと。
でも、一昨年だったか、たまたま種を頂いて蒔いてみたオクラが、やっぱいつもはシーズンに一度も買わないような野菜でしたが、自分ちのもぎたてを食べてみると、微妙な甘さがあり予想外に美味しいということが分かったのでした。

インゲンマメも、自分で育ててもぎたてを食べたら、実はこれまで知らなかった美味しい味がするかも?
と期待したのです。
でも、食べてみたところ、うーん、普通のインゲンマメの味。

でもって、私は、インゲンマメの味はそんなに好きじゃないということが分かりました。
食べることは食べるけれど、冷凍しておいてまで食べたいものではないです。

好みじゃなくても、2,3日に一度、いちごの箱にどっさり収穫されてしまいます。
ぐにゃぐにゃカーブしているので、冷蔵庫にしまうのも嵩張る状態。
結局、「素揚げ」でやっつけるのが一番効率的でした。

■インゲン素揚げ
・収穫してきたインゲンマメを(冷蔵庫にしまったりせず)よく洗う。
・乾いたら、ヘタもスジもとらず、素揚げする。
・9分目くらいに揚がったら、新聞紙+キッチンペーパーを敷いた170度のオーブンに入れて油をおとす。
 オーブンにて色がすっかりあせるまで加熱。加熱すると2まわりくらい小さくなる印象。
・揚がったインゲンは柔らかくなるので、さいしょカーブしている形状でも、まっすぐにのばせるようになる。
 数本ずつオーブン皿の上に並べてヘタを包丁で切り落とし、適当な長さにカット。(先端のとんがりも落とすのが好み)
・揚がったそのままを、おかずにしたり、おやつにしたり。
・小鍋にめんつゆ、水、羅臼昆布を入れて薄めのダシをつくり、そこに切った素揚げインゲンを入れて揚げびたしにする。
 (だしに浸しておくと水分を吸って豆がぐわっと膨らむのでびっくり)

よく作った揚げびたしはこんな感じ。

いんげん豆

このときはきのこも入れ、食べるときに七味をふりました。


揚げびたしは、作っておくとおかずの一品になるし、お蕎麦を食べるときにつゆに入れてもいいです。
しっかり加熱したインゲンは、インゲンの味がすっかり消え、めんつゆの甘さとよくあって、別の野菜のよう。
これならば沢山消費できました。
(この状態で冷凍もできそうですが、冷凍庫のスペースが勿体ないのでがんばって食べつくしました)
揚げインゲンにした状態から、トマト煮やカレー味サブジにしてもよさそう。

でも、来年はインゲンは植えない予定。


同じ豆ならば、枝豆だなー。
枝豆がとれるようになったら、終わりかけのインゲンに、まだ多少実がついていても、スルーでした。

コメント (2)
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