あまり行かない産直で、見慣れない柑橘が売られていました。
「みえのスマイル」というもの。
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中晩生かんきつの「清見」に「春光柑」の花粉を交配する事によって得られた種子を用いて、三重県農業研究所で育成された品種のようです。 皮が厚いので剥くのではなく、スマイルカットにするのがおすすめのようです。 味は、酸味が少なく上品な甘さ、とのこと。
私の好みではなさそうな気がしますが、折角なので一度買ってみることにします。
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説明にあったスマイルカットはこの方法。 上下に二つに切り、その後4つにカットして、かぶりつく、という方法です。
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でも、私としては中心の芯が結構ごついのが気になりました。
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なので、まず縦に切り、芯を切除。 その後三つに切って、果肉をナイフで切り取ると、食べやすいです。 (どうせナイフを出すならば、食べやすくして食べたいので)
味ですが、酸味はほとんどなく、砂糖水のよう。
ん-んんん。 ビミョー、というか、もう一度は買わないかな。
柑橘類が百花繚乱のいま、これがデビューできた理由がよく分からない。 確かに春のこの時期には品種は少な目ですが、既存の品種(八朔、河内晩柑、日向夏あたりかな)の仲間入り出来る気はしません。 既存の柑橘は酸っぱいからイヤで、こういうのを待っていた潜在的なニーズがどこかにあるのだろうか。 (八朔、河内晩柑、日向夏ファンがこれに転向するとは考えられない)
「外皮に苦味成分となるナリンギンが含まれていないことから、果皮をふんだんに使った加工をお楽しみいただけます。 マーマレードにも通常より果皮を多めに使用できます。」 とこちらのサイトには書いてありましたが、スマイルカットで齧りついてみたところ、皮は、八朔同様くらいに結構苦かったです。 ママレードにするにしても、私だったらレモン果汁など酸味を足したい・・・。 香りがとりわけいいという訳でもないです。
置いておけば勝手に食べてもらえるみかん系と違って、これは結局誰かが(主婦が)ナイフで切ってあげないといけなくて、手間です。 (お弁当のいろどりにはいいかもしれないけど)
しばらく前、スイートスプリングという柑橘が売られていましたが、今はほとんど見かけません。 これは早春(2月頃)のもので、やはり皮ごと切って齧りつく系。 味は普通に甘酸っぱい柑橘らしい味でしたが、際立つ個性がない感じでした。
みえのスマイルも、今後みかけなくなりそうな予感。 なのでまあ、一度買ってみたのはよかったかも。
同じ300円出すなら、珍しいフリーズドライ金柑を買えばよかったかなとも思ったくらいでしたが。
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金柑半割をそのままフリーズドライにしてあって、どういう感じなのか興味深いです。 これは生ものじゃないのでまだ売っているはず。 チョコがけの芯にしたらどうだろうか。 次に買ってみるかな・・。
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