年が明けてから、未練たらしくパネトーネについてまた検索したりしていました。
「来年はどれにしようかな~」と。
工房(職人)の「リナルディーニ」で検索していたら、チョコレートメーカーAMEDEIの日本販売サイトに何故かたどりつきました。
そこではなんと、まだパネトーネが売っているではありませんか。
しかも、「クリスマスには間に合いませんでしたが・・・」というような説明が。
輸送トラブルか何かで年内に届かなかったのかな・・。
格別な味わいのTIRIで今シーズンのパネトーネを締めくくろうと思っていましたが、
クリスマスに間に合わなかった気の毒なパネトーネに同情して(←無駄遣いの言い訳)
このAMEDEIのパネトーネも買ってみることにしました。
チョコレートメーカーのものだけあって、AMEDEIのチョコタブレット入りのパネトーネです。
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しっかりした箱入りです。
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中身。
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パネトーネ職人としては、ロベルト・リナルディーニが参画しているようです。
切ってみると、ちょっと残念なことが。
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底部に大きな穴があいていました。 これは、生地を丸めて型に入れる際にできた空洞が、発酵を経てこんな大穴になってしまったのだと思われます。 手丸めの証拠ってことかな~。。 日本で買うととても高価なものなので残念ですが、まあ仕方ないか・・・。
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断面はこんな感じ。 なぜだか、ところどころに白い生地があるように見えます。 詳しくはよく分かりませんが卵黄はずいぶん早い段階で混ぜるはずで、卵黄の混ざりが不十分ということはないような気がするけれど・・。
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気泡アップ。 いわゆるクラシコのパネトーネ生地に、大きめのチョコタブレット(ヴァローナのタブレットくらいかな?)が混ざっています。
で、味なのですが、チョコタブレットの味はビターで濃厚、さすがAMEDEI、なのですが、パネトーネが。 なんか。 酸っぱい。
明らかに、生地部分がかなり酸っぱいです。 チョコレートが力強い味で、酸味もあるのでパネトーネも酸味強めにわざと仕立ててる? それにしても、普通の味と違いすぎます。 何か事故があったのかも。 年内に到着しなかったということは、一週間以上シンガポールあたりの常温(高温)倉庫に留め置かれて、変質してしまったのでは・・・。 (フランスのネットショップからチーズを時々取り寄せたりしているのですが、日本向け荷物は大抵、東南アジアのどこかで一度積み替えられるようなのです。保冷剤と一緒に梱包されてはいますが、荷物の追跡情報を見ていて、あと何時間この熱帯においとかれるのか、とハラハラしています。)
食べられない訳ではないのだけれど、食べる度、頭の中に「?」が浮かぶものでした。 大穴もあいていたしメーカーに問い合わせようかどうしようか迷っているうちに、(さっさと片付けちゃいたかったのもあって)つい食べ終わってしまったのでした。 やっぱ問い合わせてみればよかったかなあ。 いつもなら問い合わせるんだけど、今回何だかタイミングを逸してしまったんだよな・・・。
あと、これは好みの問題ですが、チョコチップ入りパネトーネというのも実は悩ましいものでした。 知っていたはずが勢いで買ってしまいましたが、チョコチップ入りのものは、パネトーネを電子レンジで温めた際、チョコチップがくにゃりと柔らかくなりがちなのでした。 あたためたほうが、生地のしっとりフワフワ感は断然復活して好みなのですが、チョコはひんやり固い方がいいんだよなあ。 チョコチップ入りパネトーネは避けよう、と以前思ったのに忘れていました。
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材料: 小麦粉、バター、卵黄(低温殺菌)、AMEDEIダークチョコレート(65%)13%、砂糖漬けオレンジ5%、オーストラリアレーズン5%、天然酵母、砂糖、水、アカシア蜂蜜、塩、天然オレンジ香油、天然レモン香料、バニラビーンズ (植物繊維、酵素(αアミラーゼ)、乳化剤、酢酸:イタリア語原材料には記載なし)
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今シーズン買ったパネトーネを順位付けするならば、これは、選外、って感じ。
本当に、とっても酸っぱいこういう味なのか知りたいものです・・。
一位は勿論TIRI。
2位は、カルディで買ったコルシーニ。
(試食会で食べたものは除く)
追記:
この酸っぱい味についてやっぱり気になったので、AMEDEIに問い合わせてみました。
酸味については、
「パネットーネに使用されている酵母は、「サワードゥ種」という種類のもので、強い酸味が特徴の酵母です。
同じタイプの酵母としてライ麦パンなどがあり、ライ麦パンをお召し上がりいただいた際に酸味をお感じになると思います。」
ということでした。事故じゃなかったのか・・・。
原材料のlievito naturare 天然酵母というのがそれかな。この情報では酸っぱいサワー種かどうかはよくわからないですね。
ほかのお客さんから酸っぱい件について問い合わせはあまりないようでした。
みんなびっくりしないのかなあ・・・。
Tiri、羨ましいです! 一度味わってみたいと思ってます。
このAmedeiの商品のレポート、大変気になりました。私も情熱過熱でリエヴィトマードレを育て、今は自家製の道に迷いこんでおります(笑)
。。が、イタリアでパネットーネ製作に使われる基本的な自家製酵母、いわゆるサワー種で、「香り程度の酸味」「発酵種の香り」以上の匂いが気になる場合は、
普通だと(というか、私は素人なのですみませんが)、過発酵のケースかな?という推測をしてしまいます。
ですが、天下のAmedeiさんなので、そういう出荷はないとは思いますが。
あと、一度焼成したら、その後の保管で酸味が上昇というのはあり得るのかな?
と、こちらも興味深いです。
ちなみに、素人の私の場合、過去に酸っぱかったり苦味がでたりした時は、過発酵原因と思い当たりました。
Pizzeriaでも、ピザ生地が余った場合、最終的にパンに焼いたりされますが、程よい酸味が味わえたり。。
しかし、お店のスタッフは遠慮がちに「酸っぱくなかったですか?」と聞いてくれることもありました。
穴は。。。私も今朝カットしたものに、やや、ですが空洞が(笑)! これだから丸める作業(ピルラトゥーラ)は結構技術いる、っていうのね、と。でも、市場に出回っている商品にはそのような失敗はなかなか無いですよね。
大変考えさせられるレポート有難うございました。みなさん美味しい記事は多いですが、このような問題は勉強になります。
これからの季節、楽しんでくださいますよう!お気に入りなパネットーネに出会えますよう祈ってます!!
さぞかし深い沼でしょう・・・。
エコスさん(https://plaza.rakuten.co.jp/okasizuki/)もパネトーネの達人です。温度が肝心、とかおっしゃっていました。
このアメディのパネトーネ、いま思い出しても疑問の製品です。こんなに酸っぱいパネトーネってあるんだろうか。
小さいスライスでも、販売元に送ってみればよかったかも。ほかに買った人からは何もなかったんだろうか・・。
製造中の過発酵、大いにありえますが、一個だけというはずはないですよね・・・。
Panekoさんの今年のパネトーネの成功続きを祈っております☆☆