近所のスーパーに、もっこり縦長の和梨が売っていました。
「王秋」という名前。
「2週間ほどしか出回らない貴重な梨!」というコピーがあったため、試しに1個買ってみました。
こんな梨です。 |
「慈梨」(ツーリー。中国梨)と「二十世紀」をかけあわせた「C2」に、「新雪」を交配して育成された品種で、2000年10月に品種登録された赤なし、なのだそうです。(二十世紀梨などは青梨)
今回買ったものは、台湾の文旦のようにとんがった縦長の形が特徴的ですが、調べてみると、とんがらず、長円系というか楕円ぽいものもあるようです。
梨の味利きにはあまり自信がないなー、と思って食べてみましたが、これまで食べた梨とは何だか違う気がします。
食感は、晩生の梨は割とゴリゴリ、ザクザクした食感のものが多い気がしますが、こちらの王秋は比較的きめこまかく優しい食感。(豊水よりはしっかりしたサクサク感)
そして、何ともいえない酸味と香りがあります。
二十世紀の血をひいているからかな、赤梨のなかまですが、青梨っぽい風味があるように思います。
特に何も言わずに出したのですが、一口食べてダンナサマも「あれ、この梨美味しいね?」と言っていました。
和梨のサクサク感とみずみずしさに加え、、この梨は更に、「濃い」味わいがある気がします。
調べてみると、貯蔵性はとてもいいのだとか。
流通期間が短いと書いてあったので、日保ちしないのかとおもっていましたが、違いました。
生産量が少ないからかもしれません。
みつけときに買っておけば、自宅保存でも長々楽しむことができる梨のようです。
また来年みつけたら、今度は1個といわず、もう少し沢山買おかと思っています。
●農林水産省品種登録データベースより、王秋の特徴 抜粋
果実の形は円楕円
果実の大きさは極大 ふむ。確かに大きい。
果皮色は黄褐
果面の粗滑は滑
果芯の形は円心臓、大きさは中
果肉の色は雪白
硬さは軟 うーむ、それ程柔らかくないけど、梨にしては柔らかいのかな?
粗密は密
切口の褐変は中
甘味は高
酸味は強 甘いだけでなく酸味もしっかりあって、濃い味に感じた。
香気は中 うっすら、青梨を思わせる香りがしたような。
果汁の多少は多 確かにジューシー
成熟期は晩で育成地においては10月下旬~11月上旬、
果実の貯蔵性は長 短期間しか出回らない=貯蔵性が悪い、かと思ってたのでびっくり。もっと沢山買えばよかったわ。
そこのはまんまるでずんぐりしていました。
なんと、そんなところに!
つくば物産館ということは、つくば周辺で作っているのですね。知りませんでした~。
産直で、あまり地元産梨ってみなかった気がします。
今度から、注意して見てみなくては。
話はかわりますが、茨城に来てからメロンの美味しさに目覚めました☆