長年愛用してきたデジカメ、かばんの中でペットボトルのフタが空いていたため水に濡らしてしまいました。修理に出してはみましたが、再起不能という連絡が。
がっくし。
SONYのサイバーショット薄型タイプの初期のモデルで、海外旅行先の税関で、「おお、それカメラ!?」と驚かれたという想い出がありました。
まだまだ使うつもりだったのに、悲しいなあ。
これを機に新しいのを探してみるかなあ。
哀しみを物欲に替えて、気を取り直して、ブログもコツコツ更新して行きたいと思います。
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この冬は、畑に1畝分だけ大根を作りました。
播いた時期が丁度よかったのと、その後の暖かさで、大根はグングン生長。
片手で1本持つのがやっと、という大きさに。
たった12本、とはいえとても食べきれる分量ではありません。
5~6本は、友人知人に押しつけてしまいました。
それでもまだまだ残ってる・・・。
お漬け物作りはあまり得意ではないため、干し大根(「イカの足」)に挑戦してみることにしました。12月も下旬になるとすっかり寒くなって干しものにぴったりです。
「イカの足」って何だと思います?下の写真を見ると納得、のはず。
まずは想像してみて下さい。
■■干し大根(割干し大根、イカの足、とも)
■今回の作り方
(1)大根をよく洗い、皮は剥かないまま横に3つに切る。
(2)それぞれを、1cm強の厚さにスライスする。今回は、6枚スライスが多かったです。
(3)板状の大根の、端1.5cmくらいを残して、繊維に平行に3箇所~5箇所(つまり4~6等分になるように)切り目を入れる。根っこ側は、先端を残すようにして太い方を切り分ける(太い側の方が乾きにくいため)。
(4)長い金串などを用意し、真ん中の切り目で金串をまたぐようにして、1日干す。このとき扇風機を回すとより早く乾く。
(5)1日でかなりしんなりするが、ほかの切り目はくっついてしまっているので、ここを手で開いておく。
(6)網やザルに載せて更に乾かす。
(7)ほどよく乾いたところで冷凍保存。
とっても簡単。
一番厄介だったのが、干す場所、かな?
12月初旬に作り始めたのですが、12/23から留守にするということもあって各種干し物でベランダがいっぱいなのです。大きなザルは干し柿に占領されているし。
でも場所さえあれば、大根を洗って切って、あとは時々様子を見るだけ。干し柿より随分楽チンでした。
最初は畑から持って帰るのも面倒になるくらいずっしり重い大根ですが、干してしまうとほんのひとつかみくらいに減ってしまいます。
ものすごく「片づく」保存方法だと思いました。
初挑戦なので、記録写真を撮ってみました。
このときは直径9cm位の大根で、6枚にスライスしました。 | |
こちらが1枚分です。 | |
ここに、3本の切り込みを入れます。 | |
半乾きの状態です。 | |
これは、実家で母が作ったもの。 | |
概ね干し上がりました。 | |
ちゃんと数えてはいないのですが、このひとつかみでおそらくもとの大根1本分くらいになると思います。 |
イカの足、どの地方での呼び名だったか失念してしまいました。
「日本の食生活全集」(農文協)のどの県かで見かけたはずなのですが。
検索してみると、幼稚園生による製作風景(何県か不明)が!
その他の検索結果は、本物の烏賊と大根を使ったレシピページが圧倒的に多いですが、更に探すと出てきました。
・愛知県稲沢市では宮重大根を5ミリ程の厚さに縦切りし、イカの足のように切れ目を入れ稲架につるし、伊吹おろしの寒風にさらして干し上げ手でよって割干し大根を作るようです。「イカの足」とはっきり書いてある訳ではないですが、ご当地ではそう呼ばれているのではないかしら。
・宮崎県では(イカの足ではなく)「いかんて」(イカの手)と呼ばれる割干し大根作りが盛んなようです。
なんと、「いかんて」用のスライサーまであるとか。(いかんてマシン写真のあるブログはこちら)
どうりで。宮崎版いかんては、大根1本まるごとスライスした長~いもののようです。
(干している風景はこちらとこちら)
ところで、折角作った割干し大根なので、何か変わった料理法ってないでしょうか。
煮物や酢の物ばかりではつまらないですよね。
お勧め料理がありましたら教えて下さいませ。
私も年末に少しだけ干しましたが、半月切りだったので場所を取り、ひっくり返すのも面倒でした。
イカの足なら紐やハンガーで吊ってもいいかもしれませんね。
私の干し大根は漬物になりました。
福神漬を作った残り汁にドボンと漬けて置くこと数日、ハリハリ漬の様な触感と干し大根の甘味がなかなか良かったです。
大して珍しくもありませんがよかったらお試しください。
イカの足、母も作っていましたよ。
おっしゃるとおり、針金ハンガーが大活躍でした。最初のうちは、大根の重みでハンガーが変形してしまうほどだそうです。乾いてくると余裕です。
福神漬けを手作りされるのですね!ナタ豆とかレンコンとか、品数が多くて豪華なお漬け物ですよね~。すごいです。
福神漬けはない場合は、お醤油入りの甘酢でいいですよね。
アイデアありがとうございます☆
そして漬け汁の説明を忘れてました。
福神漬レシピはクックパッドで検索しましたが
決定版のレシピはないようで、お見込み通り基本的には甘酢で
生姜・昆布・紫蘇の実・胡麻などを風味づけに入れるとよいようです。
蛇足ですが念のため。お忙しいと思いますし、このお返事はなしでいいですからね~
昔、大学生協食堂にあった福神漬けが美味しかったのを思い出します。変な赤でなく、茶色で、自然な味だったのです。
漬け汁に、紫蘇の実とは考えつきませんでした!美味しそうですよね。
この夏むきになって作ったせいで紫蘇の実が余って邪魔なのです。消費促進のためにも作ってみたいと思います。
naoさんは「まだか漬け」はご存知ですか。
松前漬けのような出汁醤油甘酢にこんがり炒った黒豆を漬け込むというものです。ここに切干大根や昆布も少し入れます。黒豆が香ばしくて美味しいです☆