今年も干し林檎を作りました。
お砂糖を使うやり方もありますが、私の場合は砂糖無添加の100%りんご成分の干し林檎です。
今年はちょっと趣向を変えて、切り方を変えてみました。
例年は、ごく普通に6~8等分のくし形にカットしていましたが、こうすると、中心に近い側と外周部分は、随分と乾く速さが違うし、出来上がりの形もちょっといびつになります。
そのまま食べたり、刻んでフルーツケーキに入れる分には全く問題がないのですが、昨年のバレンタインにチョコレートコーティングをした際に、もっと整った形だったら格好いいかも、と思いつきました。
くし形ではなく、厚さ均一にするには・・・。
と色々悩み、今年は次のやり方でやってみました。
■■干し林檎
■材料
りんごはふじがお勧めです。
王林はこの方法ではうまく行かないと思います。
■今年の作り方
(1)りんごを丸のまま皮むき機で剥く。
皮むき機、偉大です。りんごは柿よりも更に簡単に、あっという間に剥けます。5個くらいでは物足りないほどです。
(2)縦に2つに割り、上下の窪んだところの皮も綺麗に剥く。
これをまな板に載せ、軸に垂直に4つもしくは3つにカットする。両端は少し切り落として平らにし、カケラは食べてしまう。
今年は全て4つに切ってしまいましたが、干すとかなり小さくなるため、やや薄めの干し林檎になってしまいました。むっちり肉厚を目指すのであれば3つ切りがいいかも。
(3)半円形のりんごを横倒しにし、芯を円形の抜き型で抜く。
我が家には、ドーナツの穴開け用のクッキー型があったためそれを使いました。
予め芯抜き器で芯を抜いておくという手もありますが、パーツによって芯部分の大きさが違うため、殆ど芯がないのに余計にくり抜いてしまうのは勿体ないので個別に作業しました。
(4)底が平らなお皿にりんごを重ならないように並べ、ぴったりラップをし、りんごがほぼ透明になるまで加熱する。
うちの電子レンジの場合、「自動あたため(やや強め)」でやりました。
(5)ラップを外し(熱い蒸気が出るので注意)、全てのりんごを裏返し、更に場所も適宜かえて、今度はラップを少し隙間を開けてはめ、再度加熱。(この時も「自動あたため(やや強め)」)
(6)こうやって加熱したものを、本来は一晩おくとよいそうですがそれは省いて、あら熱をとるだけでもいいです。
(7)平らなザルもしくは天板にオーブンペーパーを敷きりんごを並べて干す。
急ぐ場合はオーブンの低温で加熱してもよい。
(8)ある程度形がしっかりするまで乾燥したら、金網などにのせて更にしっかり干す。
問題点がひとつ。電子レンジでちまちま加熱するのがやや面倒です。
一度に大量に加熱するのも試しましたが、どうしても煮え具合がムラになってしまいます。いい方法が思いつかないため、ひとまず今年はこの方法で我慢です。
電子レンジで加熱後のりんご。 | |
(失敗例) | |
こちらはオーブンでしばらく乾燥させたものです。 | |
少し乾燥していると、網にのせてもしっかり形を保っています。 |
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