採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

足尾銅山、かじか荘

2019-08-26 | +国内

8月17日~18日と、台湾の知人を連れて一泊旅行に行ってきました。

プランニングはダンナサマ。
10人乗りの大きなワンボックスカーを借りてのドライブです(ドライバーはダンナサマ)。
目的地は足尾銅山と日光東照宮。

メンバーは、大人6人、子供2人(6歳、3歳の男児二人)の8人。
日本人は我々のみ。


まず着いたのは中禅寺湖。
華厳の滝観光かな?と予定していましたが、男の子たちがボートに興味を示したため、お客さんたちのみスワンボートに30分乗ってもらって、
そのあと湖畔でランチ。(喫茶店でサンドイッチ)
その後、足尾方面に。


足尾銅山は、ダンナサマは何度か行ったことがあるようですが、私は初めて。
山あいに、かつて、巨大な銅の採掘関連の工場や都市があった場所です。
(そして日本初の公害問題となった鉱毒事件でも有名に)

前の晩に、Youtubeで関連動画を何本か見てみましたが、なんとなく、イメージが湧くような、湧かないような。
ダンナサマも、何度も行ったけれどもだいぶ前のことで、ポイントが、思い出せるような、そうでもないような。

結局、二人とも英語で大したことは説明出来ず・・・という感じでした。

足尾銅山

説明はできないくせに、やはりお客さんが一緒だと観光に集中もできず、写真はほとんどなし。
それに、大鉱山都市のおもかげもほとんどなくて、写真に撮るようなものも実はあまりないです。

これは昔の橋。
かつてはいろいろな物資や大勢の人がここを行き交っていたとか。
 

足尾銅山

昔の工場。いまでも古河鉱業の持ち物のようです。
他の建物や宿舎は大半が撤去されていて、森に還っているようなところが多いのですが、ここは構造物が残っている数少ない場所のひとつ。

集落があり、とても古い木造の民家も残っていました。(豪邸ではなく、ごく一般的な住宅)
全てのパーツが木製で、隙間とかも沢山ありそうです。
戸にはナンバー錠がかけてあり、正面には新しい自転車が。
ものすごく趣がある風情でしたが、どなたか住人がいる可能性もあり、写真を撮るのは憚られて、見るだけ。
(こういう古いつくりのおうちでAirbnbなどの民泊をやったら、外国人に受けそう・・・。)
足尾というのは、廃墟マニアには人気があるようで、確かにそんな感じはそこここに。(廃墟探検動画がYoutubeにありました)

足尾銅山は、銅の採掘や精錬など、工業方面でのみどころもあるかもしれませんが、私としては、もう少し生活方面のネタのほうがとっつきやすいです。
繁栄していた頃はものすごい人口密度だったというのは、今となっては想像がつきませんが、昔のことを聞き書きした調査事業があったようで、日光市のこちらのサイトで、そのレポート「ごめんください、足尾のこと教えてください」を読むことができます。
印刷物が宿においてあって、ちらっと見てみましたが、隣近所の結びつきがつよく、共同浴場はいつも賑わっていたり、毎週映画を見たり、劇団が来たり、狭いからこその活気のある暮らしだったようです。




夜は、足尾銅山から30分ほど走って隣の谷の国民宿舎「かじか荘」
平成29年10月に大改装を終えてリニューアルオープンした、ぴっかぴかの綺麗な宿です。
その前は、昭和40年代に建てられたままの、共同トイレ、共同洗面所の、とってもオールドスタイルだったとか。

ダンナサマはその古いときに、何回か外国人を連れてきて、「Oh...It's very old  Japanese style...」と衝撃を与えて楽しんでいたようです。
新しくなってからは初めて。
今では各部屋にトイレと洗面所があって、とっても奇麗です。
「前とは大違い」とのこと。

この宿は周辺に何もないのですが、温泉がよいです。
pH10.0の強いアルカリ単純泉。お肌がすべすべになります。
露天風呂は、峡谷に面して、とてもいい眺め。この露天風呂は状態もよかったので改装せずに残したそうです。
(配管関係はみな交換したとか)


お料理も、前と全然違っているとダンナサマ談。
 

足尾銅山

夜ご飯の御品書き。
前菜、お刺身、天ぷら、茶わん蒸し、陶板焼きに加え、ビーフシチューまである旅館スタイルの大ごちそう。
(「日光ひみつ豚陶板焼き」は豚ばら肉のバター仕立て陶板焼きで、ゴマだれ。ちょっとコッテリすぎたかも。ポン酢がよかったかな。)

以前は、ワンプレートの学食みたいな感じだったそうです。


 

足尾銅山

この奥の小さな鉄なべが、ビーフシチュー。

泊まったのは土曜の晩。
で、月曜の晩には我が家に何人かお招きする予定だったのだけれど、天ぷらか、イノシシシチューかなーと思っていたもの、両方この日に出されてしまって、心の中で頭を抱えていました・・・。


 

足尾銅山

こちらは翌日の朝ごはん。
鍋の中はお味噌汁。
品数沢山! 和食スタイルの朝食ってどれもこれも塩辛い場合もあったりしますが、こちらのものは、比較的薄味でよかったです。

朝食の品数は、もう少し少な目でいいので、食後のコーヒー(インスタントでも)があるとよかったかなー。
インスタントコーヒーの粉を、自分で持って行けばいいのか。
 


このあと、足尾銅山関係の博物館2か所を見た後、日光方面へ。
東照宮は、小学校の遠足以来かな? 全く記憶にないのでほぼ初めてといってもいいくらい。
で、感じたのは、長野の善光寺とは全然違って、歩いて楽しい参道というものが全くないです。
善光寺の方が断然楽しい!

東照宮参道にある食堂で昼食をとったあとに、お客さんのみ東照宮へ。
ダンナサマと私は、宝物館のカフェで、コーヒータイム。
ご案内した方がよかったかもしれないけれど、観光するには暑すぎて・・・。
「また涼しいときに二人だけで来ようか」と話はしましたが、周辺に楽しいお店が全然なくて、魅力に欠けるな・・・。
中に入れば豪華で面白いのかな?


3時半頃には東照宮を後にして、高速で戻ってきました。
お盆の最終日の日曜、ということでどうなることかと心配していましたが、どこも渋滞はなくて助かりました。

ダンナサマ、まる2日の大きい車の運転、おつかれさまでした。

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