採集生活

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船舶灯修理

2020-10-19 | +実家・那須

那須の家で、バールはないかしら、と階段下収納エリアをあさっていたら、照明器具を発見しました。
父の古いお友達から頂いたという、船舶用照明です。
(マリンランプ、アンカーランプ、シップランタンなどとも)

電線をつける必要があり、作業しないまま、ずっとおいてあったもの。
(父によると「やれば出来るけど、どこに使うか思い当たらなかったし」とのこと)
でも、那須の家は、(欧米風で)やや薄暗いので、照明器具が増やせるならば増やしたいところ。

持って帰って直してみることにしました。


こちらがその船舶灯。

ship-lamp
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これ、ずっしりした金属製で、ものすごく重たいです。

ship-lamp

銘板がついていました。何とか読み取ってみると、次の通り。

停泊灯
NLAX1-3F M 40 -15  NDSXXF 8405C
運輸省種別 甲種白燈第2種
形式 防水型A  電球 KN115-40
HI  2A   7.2 kg
製造番号 110   1965年8月製
日本船燈株式会社 

おー、7.2kgか! どうりで重たい訳です。
製造は、1965年製。骨董品というほどでもないかもしれませんが、55年も前のものです。
日本船燈という会社は、(海のない!)埼玉県の企業。
まだ存在していて、一般向けにはニッセンブランドの石油ストーブを販売しています。
(船舶用オイルランプの技術が生かされているのでしょうか)


とりあえず、掃除をしてみます。
激落ちスポンジと濡れ雑巾などで、地道に拭いてみたところ・・・

ship-lamp
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わーお、なんか、白くて綺麗になりました。

拭いていると、かなりしっかり、海の匂いがしてきます。特に内側。
ほんとに船舶で使われていたんですね~。


次は電気工事。
現状は、何の電線もついていない状態。

ship-lamp

手掛かりは、これ。
私にはさっぱりなのですが、ダンナサマが、「なんだ、簡単だよ」と。
それならば、ということで、電気関係は、ダンナサマにお願いしてしまうことにしました。
ダンナサマ、頼りになるにゃあ☆


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買い物から作業から、全部ダンナサマにお任せ。
ダンナサマがひとりでホームセンターに行くなんて、珍しいことですよ。
私は、滅多に電設コーナーには行かないので、何と何を買ってきて組み合わせたのかすら、さっぱり。

ship-lamp

コンセントを抜き差しすればオンオフできるとはいえ、電灯にはやはりスイッチが必要。
ケーブルの中ほどを切断して、このスイッチをつけてくれました。

ship-lamp

電球も、60W相当のLEDのこちらを買ってきてくれました。


ship-lamp

完成!  スイッチオン!

ship-lamp
ship-lamp

ぺかー☆
おー、明るい~。
電灯は、やっぱ光るといいものですね~。

あかりをつけてみて分かったのですが、さすが船舶灯、分厚いガラスがレンズのようになっていて、灯台みたいに、幅の狭い光線が真横に伸びて、遠くまで届くようになっています。
直接ガラスの中央部が目に入ると眩しく感じるほどなので、目線よりだいぶ低め、もしくはだいぶ高めに設置するとよさそうです。


ship-lamp

底の、塗装が剥がれているところを見てみると、この重たい金属は、真鍮のようです。
(試しに磁石をくっつけてみると、くっつきませんでした)
で、錆止めのオレンジ色の塗料が塗ってあって、オリジナルの明るい白の塗料、そしてその上から乳白色でぽってり再塗装してあります。

ということは、塗装を全部剥がすと、ぴかぴかゴールドの真鍮が出てくるのかしら????

金ぴかにしたら、豪華かも~、と私は思って、塗装剥がしの方法も妄想しはじめてしまいました。
薬品がいいか、そうでなければ(サンドブラストよりも粒子が細かい)ウォーターブラストという手もあるようで・・・。

でもダンナサマは、「いや、この古い塗装のままの方が、味があっていいんじゃない?」と。
うーん、まあそうかな・・・。
(「真鍮 研磨」 で検索したサイトの研磨手順の2番目くらいに、「その真鍮製品は本当に磨く必要がありますか」と書いてありました・・・。(一番目は、「その製品は本当に真鍮ですか?」)
不用意に磨くと価値を減じてしまうことがあるとのこと。そうだよなー、うん・・・)


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フタを密閉するためのネジがついていたのですが、これが、4本中1本しかありませんでした。
このネジだけでも、3本、ぴかぴかの真鍮で新調してみようかしらん(ネジをオーダーで作ってくれるところがあるそうなのです)。

ガラスをもうちょい磨いて、あとネジが買えるようなら買って、那須にまた持っていく予定。



業務連絡:お父さんへ
頂きもののランプ、つくようになりましたよ。
で、金ぴかにしてみたくはないかな?

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2 コメント

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素敵。 (サクマ)
2020-10-20 23:50:50
本当に素敵。ロマンチックな光。
真鍮は、ぴっかぴかに磨かない方がいいと思いますよ。それが「時代がついた」という風合いなんだもの。
それにしても・・・温かい光。いいですねぇ。こんな灯りがインテリアだったら、潮騒が聞こえてきそうじゃありませんか。つくづく、すばらしい。
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真鍮の古い色合いもまた・・ (●サクマさま~Fujika)
2020-10-26 16:36:38
褒めて下さってありがとうございます~。
塗装を剥がしてぴかぴかの真鍮にしてしまっても、すぐにくすんで古色がつくかなー(それもいいなー)とも思ったり。
でもこの塗装が船で使われていたままですものね。
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