久しぶりに作ったお菓子、
杏のケーキでは、バターに卵を混ぜ込む際大幅に分離させてしまいました。あまりに悔しいので、早急にリベンジを。
杏がなくなってしまったので、3月に作ってとっておいた
金柑とスターフルーツのコンポートを使い、アップサイドダウンケーキにしてみることにしました。
このコンポートを作った時から、ずっとアップサイドダウンケーキを作ろうと思っていたのです。
でもアップサイドダウンケーキに関してはひとつ心配が。
真ん中が膨らんでしまったら、ひっくり返したとき落ち着かないですよね?
どうしたものかとクヨクヨ悩んでいましたが、必要なら膨らんだ分をそぎ落としてしまえばいいや、と開き直りました。
そういえば、以前作ったパン・ド・ジェーヌ(
オレンジ風味や
栗渋皮煮入り)、
パウンド型で大きく焼くフィナンシェのときもアップサイドダウンスタイルでしたが、温かいうちにひっくり返して強引に安定させたような気もします。
レシピは杏のケーキと同様。でも、今度は分離させないわ!
■■アップサイドダウンケーキ パッションフルーツ風味
(『とっておきのウィーン菓子』(勝見利子著,マガジンハウス)のあんずのクーヘンより)
■材料
バター 150g
砂糖 90g
卵 3個 (Sサイズだったので今回は卵黄4個、卵白3個使用)
薄力粉 120g
片栗粉 30g
BP 小さじ2/3
パッションフルーツ 1個分(大さじ1程度)
スターフルーツコンポート 1ビン
金柑コンポート 1ビン
■作り方
(1)型に紙を敷き、フルーツを並べる。
このとき、フルーツの水気をキッチンペーパーなどでよく拭き取り、紙の方にはバターを薄く塗って、フルーツが滑らないようにした方がよい。
(1)バター、砂糖の2/3程度を白っぽくなるまで練り混ぜ、パッションフルーツ、卵黄と卵白の半量を混ぜる。
(2)残りの卵白と砂糖でメレンゲを立てる。
(3)バター生地、メレンゲ、粉を何度かに分けてさっくり混ぜる。
(4)型にそっと流し込み、中心をやや凹ませ気味にならす。180度のオーブンで、適宜向きを変えて約30分。
型にスターフルーツと金柑を並べたところ。わお、月と星のようでは?
でも月がこんなに沢山あったら変か。
2008/7/25アップサイドダウンケーキ準備
(紙にはバター塗っておらず、フルーツも水気拭き取り不足)
ここに生地を流し混むのですが、流すと言うよりむしろコッテリと固めの生地です。
真ん中にこんもり盛り上げた瞬間、失敗に気づきました。
生地を均そうとゴムべらでなでると、下に敷いたフルーツがツルツル滑って寄ってしまうのです。
折角びっしり敷き詰めたのに・・・・。
焼き上がりは予想通り・・・・。
2008/7/25 真ん中がスカスカに・・・ 綺麗に並べた甲斐がなくなってしまいました。
でもまあ、これをたて4つに切り分け、和菓子の棹物のような感じにしてしまえば、さほど不均一さは気にならなくなりました。
一切れに切り分けると、○の一部と☆の一部しか見えず、さらに失敗が分かりにくいはず・・・です。
フルーツの水分をあまり拭き取らなかったせいで、底面がテカテカと、杏ジャムでも塗ったようになっています。
今回は分離しないように細心の注意を払って作ったのですが、味としては、うーむ。
格段に上とは言い難いかも。
スポンジ部分は確かに多少きめ細かいけれど、フルーツの酸味が今回は弱く、きりっと酸っぱい杏のパンチには負けてしまったかも。
全体的にまったり甘いケーキになりました。
あらかじめ金柑コンポートにレモン汁をまぶしておけばよかったのかな・・・。
たまたま荷物を送るついでがあり、半分は実家に押しつけてしまったのでした。
感想を聞いてないけど、どうだったのかしらん・・・。