ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
<サギゴケ科サギゴケ属>
湿り気のある水田の畔などによく群生する多年草。
高さ10~15センチの花茎に、長さ1,5~2センチの
淡紫色~紅紫色の花をまばらにつける。
花は筒状で先端は上下に分かれ、
下唇の方が大きく黄色と赤の斑点がある。
雄しべの先はヘラ形で上下に分かれ、
触れると閉じ、暫くすると開く柱頭運動をする。
花の終わるころから地を這う枝を伸ばし、広がる。
よく似たトキワハゼは花が小さく匍匐茎が無い。
紫色の花の形が翼を広げたサギを思わせ、
苔のように地面を這う事からこの名がある。
トキワハゼ(常盤黄櫨)
<サギゴケ科サギゴケ属>
鷺後家に比べ、咲いている時期が長い。
枝が地を這わない。やや乾いた所を好む。
花の下唇部に黄色い斑点がある。
上唇は淡紅紫色で、下唇は紫色を帯びた白色で、
黄色と赤の斑点がある。
道端や畑などで普通に見られる。
ちなみに↓は
サギゴケ(鷺苔)の白花
本当は先に白花がサギゴケと言われ、
白いサギゴケをサギゴケと言う。
全体が弱弱しい感じが繊細で好きな花。