▲カタバミ(傍食)
<カタバミ科カタバミ属>
何の気なしに歩いていた。
日差しが暖かかった。何ということも無い黄色いカタバミの花がとても、
鮮やかに見えた日だった。
カタバミも色々ある・・この地面を這うカタバミではなく、草の間からも花を咲かす
オッタチカタバミと言うのもある。(この頃増えている)
この葉が赤いのをアカカタバミ。
ムラサキカタバミの花の真ん中が濃いピンクはイモカタバミ・・
色々、教えて戴いたけれど・・なんだか元に戻りたい気分。
普通のどこにでもあるこのカタバミが、優しげに見えた日だった。
道端に普通に生える。
夕方になると、葉を閉じる。
朝になると葉を開く。曇りの日も葉を閉じる。
閉じている状態の葉を、半分葉が無い状態に見立てて、
「片方を食む」から傍食(かたばみ)となつた。
葉はハート形の小葉が3枚組み合わさる。
5弁の黄色い花が咲く。
細長い果実が結実し、熟すと乾燥して5つに裂け、種子が弾けて飛び出す。
アカカタバミ (葉が赤い)
オッタチカタバミ(茎が長い)
▲ツワブキ(石蕗)
<キク科ツワブキ属>
常緑の多年草。よく家の庭先に植えこんである。
径5センチほどの頭花を散房状につける。
斑入りの葉などもあり、園芸種も多い。
葉は蕗に似て、艶があるのでこの名がある。
厚い葉は昔はよく炙って腫物などに貼ったものだ。
綿毛のある若い茎はキャラブキにしてご飯のおかずにしたものだった。
※昆虫コーナーは我が家の庭で出会った褐色のオンブバッタ?
幼虫期に高温で育つと淡褐色の成虫になりやすいことが知られている。
メスのほうが茶色味を帯びる。
本種の一風変わった特徴として、出したフンを後脚で蹴り飛ばす行動が知られている。
体の10倍ほどの距離(20~50cm)を後ろ足のキックだけで飛ばす。
(昆虫図鑑より)
《俳句は、冬の季語石蕗(つわ)の花》
石蕗(つわぶき)の花・石蕗(つわ)などと使う。
石蕗黄なりこころに彫むことのあり 後藤 夜半