熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鶴岡八幡宮:神苑ぼたん庭園・・・冬ぼたん

2016年01月20日 | 鎌倉・湘南日記
   鶴岡八幡宮の冬ぼたんが、見頃だと言うので出かけた。
   
   綺麗に咲いていて見頃だとは思うが、やや、最盛期を過ぎた感じで、咲き切った牡丹の花弁の先端が、少し弱っていて、まだ、蕾の状態のぼたんが殆ど残っていなかったのである。
   
   
   
   
   
   

   冬に咲くぼたんを、寒牡丹と言うのだが、上野東照宮のHPによると、
   牡丹には二期咲き(早春と初冬)の性質を持つ品種があり、このうち冬咲きのものが寒牡丹と呼ばれています。寒牡丹の花は自然環境に大きく左右され、着花率が低く、二割以下といわれています。そこで、花の少ない冬にお正月の縁起花として抑制栽培の技術を駆使して開花させたものが冬牡丹です。春夏に寒冷地で開花を抑制、秋に温度調整し冬に備えるという作業に丸二年を費やし、厳寒に楚々とした可憐な花をつけます。 と言うことである。
   
   冬ぼたんは、 霜よけのために藁囲いに包まれているのだが、中々、優雅であり、雪が降って真っ白な銀世界に覆われると、風情があって良かろうと思う。
   週末、もう一度雪が降るようだが、訪れられれば良いと思っているが、無精者なので分からない。

   このぼたん園は、上野東照宮のように、春の花木や草花があまり植わっておらず、庭の部分は、常緑樹中心の日本庭園であったり、中国風の石庭なので、ぼたんオンリーで、彩に欠ける。
   その点、上野は、梅などの春の花がちらほら咲いて、ぼたんに彩を添えていて、何となく、雰囲気があって、好ましい。
   ここでは、蝋梅が、一本咲いていたが、椿は、まだ、蕾が堅かった。
   
   
   一方、この八幡宮のぼたん園は、大きな源氏池の池畔に沿って伸びた回遊式の庭なので、カモメやハトが飛び交っていて、オープンな空間の醸し出す雰囲気が良く、池に面した赤い毛氈の床几に座って、ひと時を過ごすのが良い。
   今年は、途中に茶店が出ていなかったので、一寸寂しい。
   
   

   時間にもよるが、鶴岡八幡宮には沢山の人が押しかけて行くが、ぼたん園を訪れて、花を愛でようとする人は、意外に少ないのである。
   
      
   
   
   
   
  
   そのほかのぼたん風景は、次の通り。
   陽が差して、逆光に映えるぼたんの優雅さも捨てがたい。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
コメント
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