5日に、日経平均株価が大暴落して、悪夢のブラックマンデーを再現したと思ったら、翌6日には、最大の上げ幅で株価が高騰して、乱高下の凄まじさを示した。
その後、小幅で上下して、今日9日は、まだ、大暴落前の株価水準からは遥かに低いが、ほぼ、大荒れせずに小康状態で推移している。
さて、先日来、色々な株価情報を読んでいて、何の記事であったのか忘れてしまったのだが、今回の巨大な乱高下については、特に異常ではなく、日経平均株価の長期上昇トレンドに沿った動きであると説いて、次の図表が示されていた。
確かに図表を見ると、今回のブラックマンデーを超える大暴落も、このトレンドグラフの枠内に収まっているのである。
大暴落直前の4万円越えの高値が突出し過ぎていたと言うことであろうか。
このグラフから推測すれば、現在の35000円くらいから1~2年調整局面で推移して、徐々に値上がりして行き、長期トレンドに回帰して、上昇局面に向かうということになろうか。
尤も、これは統計上のトレンドの推移である。今回の大暴落のようにアメリカ経済の減速懸念が引き金となったように、株価決定要因は、景気や企業の業績以外に、金利、外国為替、政治・政策、国際情勢、天候・災害、海外市場など、さまざまな要因が絡んで錯綜するので、予想外の紆余曲折はあろう。しかし、大局的かつ長期トレンドとしては、参考にはなろう。
今回の株価大暴落前と後に、100万円弱、NISA成長投資枠で株を買ったが、9日終値で、すでに、10%以上の含み損となっている。
また、大暴落前には、どうにかイーブンであったわがポートフォリオも、手仕舞いをミスって、金融株主体なので、一気に20%の評価損となってしまった。
まだ、課税対象の特定口座の株もあるので、手仕舞いして新NISAに買い替えたいが、含み損で赤字であるから損切を決断するまでほっておく。旧NISAの売却タイミングも難しい。
いつ回復するか分からないが、少し市況が好転するまで、様子見で、回復しなければ塩漬け。
泡沫投資家でも、それなりに悩みがあるのである。
朝の来ない夜はないので、必ず、いつかは、日経平均株価は上昇トレンドに乗るはず。長期を見据えて、気長に待つことである。