【おすすめ】 NHKスペシャルをトレーニングに活用する

NHKの受信料はちゃんと払っている井上です(笑)
正直、ごまかしている時期もありましたが、最近ではこういうものをきちんと納めることで、実は自分に返ってくるものが大きいことを感じています。

題名の通り、NHKスペシャルという番組はマインドマップを描くトレーニングには最適だと私は感じています。なぜなら、45~50分の番組構成がよく練られているし、取り上げるテーマも意味深い。NHKの財力がないと取材できない内容となっている。一冊の本を読んだに等しい学習成果を得られるのがNHKスペシャルだと感じています。

これは同じNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも言えます。
私はなんともラッキーなことに、4月と10月に連続して番組観覧させていただきました。その際、スタッフの方から、
「NHKだからこれだけ長期間にわたって取材をすることができる。民法には絶対にできない放送内容で、制作者としてうらやましいと言われるんですよ。」
と聞かさせれました。確かにそうだと思います。

さて、2008年・NHKスペシャルの中で、私のこだわりは『病の期限シリーズ』です。今日までに5回の放送がありました。そのうち4回は視聴し、マインドマップ化しました。

その実物を紹介します。

4月13日「睡眠時過呼吸症候群」


10月5日「腰痛」


10月12日「読字障害」


11月16日「糖尿病」


下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ポニョマップ 【マインドマップ】

昨日の振替休業日に鑑賞した映画『崖の上のポニョ』をマインドマップにしてみました。

『崖の上のポニョ』は映画が始まった瞬間から、私にとってかなり衝撃的でした。海の中の風景描写から私の頭の中に浮かんだのは、
「このイメージは国語で指導したばかりの宮沢賢治『やまなし』の川の中の風景と重なる」
ということでした。
海の中を流れていくたくさんのクラゲからは「クラムボン」をイメージさせてくれましたし、日光の黄金(きん)の網や、水の中の透きとおった青色、お魚がスイスイ泳いでいく様子はまさに「やまなし」のイメージと同じだと感じました。

授業の中で何人かの子ども達が「クラムボンはクラゲだ」と言っていて、私は(川の中なのにクラゲはいないんだが・・・どうしてクラゲと思ったのかな?)と疑問に感じていましたが、どうやら映画「崖の上のポニョ」を見た子は、この場面のイメージが強く残っていたのでしょう。



今回のマインドマップは、かなり頑張って描いたものです。ここまで描き込むためにかかった時間は3時間。文字にも絵にも背景の色合いにも、すべてに自分なりの意味を込めています。久々の力作と自分を褒めたいくらいです。

皆さんも、気に入った映画や楽しかったコンサートなどをマインドマップにしてみませんか?楽しいですよ!


下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

開成番長の勉強法 【マインドマップ】

『開成番長の勉強法』についてのマインドマップは10月6日には書き終わっていたのですが、ブログ内で草稿状態3週間、やっと世の中にご登場です。


この本を書いた「繁田和貴」さんは、江東区立南砂東小学校の卒業生だということです。
江東区出身の著名人はけっこう多いようですね。ボストンレッドソックスの松坂大輔選手も江東区の小学校出身ですし、芸能界にも江東区出身の歌手がたくさんいますね。有名人を生み出す土壌が江東区にはあるのでしょうかね?

さて、「開成番長の勉強法」ですが、これまた最新の脳科学に裏付けられた学習方法に追随する著書です。やっぱり脳の働きを応用して勉強していた人が成功するんだなぁと再確認しました。

(1)メンタルブロックを外すこと
(2)勉強は自分に対しての最高の投資であること
(3)朝の時間を活用すること
(4)「朝メモ」で朝の5分間を1日の見通し立てに使うこと
(5)ブリンカーを着けた馬のようにやるときは集中して勉強すること。モードを切り替える。
(6)ステイラインを維持する。100%完璧はありえない。80%達成を維持していく方が100%の正答を目指すより効率が良くなる。
(7)暗記物はとにかくイメージ力をフル活用して覚える。
(8)試験の点数で差がつくのは「うっかりミス」と「決定的な知識不足」の2点である。
(9)うっかりミスを減らすために「チョクチョク法」を使う。問題を解いたらすぐに見直す方法。
(10)知識不足を減らすには徹底した復習が必要である。これを「プクプク法」と名付ける。何度も何度も復習することが大事である。

ここにあげた10項目は、他のいろいろな「脳活性法」の本にも紹介されていますね。つまり2008年10月現在に成功している人の多くは、現時点で最先端の「脳活性法」を応用しているのです。

「開成の番長」と言われている著者もまたその一人でありました。

皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

開成番長の勉強術
繁田 和貴
白夜書房

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

未来のきみが待つ場所へ ~先生はいじめられっ子だった~

2年前に読んだ本の紹介です。


著者は愛知県の私立豊川高校・数学の宮本延春(まさはる)先生である。

中学時代はオール1の成績。かけ算九九も2の段しかできない。漢字は自分の名前しか書けない。
信じがたいいじめにもあい、父親からは小4の時の悪い成績をなじられて、なんとランドセルを始め、すべての学用品を燃やされてしまう。


こういう世界が本当にあるんだ…正直そう思った。


20代前半まで生きることに意味を見出せなかった宮本氏が、アインシュタインのビデオを見たことをきっかけにして目的を持つことができる。ひとつのきっかけは多くの良き出会いを生み出す。

九九もできなかった青年が「努力」を知り、ひたすら勉強に励んだ結果、高校・大学・大学院を卒業。36才で母校の教員となる。

教育に携わる者、一読の価値ある書です。

未来のきみが待つ場所へ 先生はいじめられっ子だった
宮本 延春
講談社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

NHKスペシャル 「病の起源」 【マインドマップ】

 10月5日に放送された「NHKスペシャル 病の起源 第3集 腰痛」を見ながら描いていったものが画像のマインドマップです。

 「NHKスペシャル」や「プロフェッショナル」など、NHKの番組は取材が長期的に行われている上、難しい話題を視聴者でもわかりやすいように工夫して編集されているので、マインドマップを描くためのトレーニングにはうってつけだと感じています。

それでは五本のメインブランチについて説明しましょう。


(1)腰痛のメインブランチ
 腰痛は人類が二足歩行を始めた時からの宿命なのでしょうか?

 腰痛の種類には様々なタイプがあります。腰椎のズレからくる痛みであったり、椎間板が劣化して痛むヘルニアもあります。椎間板は二足歩行を始めた人類の弱点であるとも思えます。
 治療には腰に金具を入れて補強をしたり、骨を削ったりして痛みをのぞきます。それまで痛くて台所の洗い物さえできなかった方が、手術をすることでまったく痛みが取れるということがたくさんあります。


(2)発生のメインブランチ
 二足歩行を始めた人類は、タンザニアの遺跡で確認された360万年前の「二足歩行の足あと」が最古だと確認されています。二足歩行をすることで、腰の骨の動きが変わり、骨盤の形成にも大きく影響があらわれます。
 600万年前に人類の祖先はチンパンジーから分かれたと考えられています。木の上生活をするチンパンジーは腰椎が動いてしまうと危険が大きいのであまり動かなくなっています。それに比べて人類は直立歩行をしながらバランスを取るために、腰椎が前後左右に柔軟に動くように進化しました。これによって、世界中に歩みを進めることができたわけです。


(3)原因のメインブランチ
 腰痛の原因ははたして「二足歩行」なのでしょうか?
 タンザニアのハザ地区に住んでいる民族は狩猟生活をしているため、それこそ1日中歩き回っています。それなのに、「木から落ちて腰を打った」「転んで腰を打った」ということ以外の腰痛はまったくありません。
 また、長距離選手はかなり長い間二本の足で走っていますが、腰椎を調べてみると椎間板が劣化していないことが分かりました。これは、歩いたり走ったりすることで、腰の動きを滑らかにするコラーゲンが生成されるためなのです。


(4)アブ・フレイラのメインブランチ
 メソポタミア西部の遺跡である「アル・フレイラ」では、多くの人たちの背骨がかなり悪化している、つまり腰痛に苦しんだことを証明する遺骨が出てきました。この原因には、文明の進歩による生活方法ということが考えられます。
 アル・フレイダの人々は農耕文明の中で生活をしていました。収穫した豆や米を粉にして保存したり加工したりして食べていたのです。この粉を挽くという作業が腰に与える負荷がものすごく大きいのです。
 福島医科大学の調査によると、体重72キログラムの人が普通に立っている時の腰への負担は68キログラムであるなのに対して、前かがみの姿勢を取った時にかかる負担はなんと232キログラムもあるのです。
 アル・フレイダの人々は、“家族のため”を思って石臼を使って粉引きを毎日していたのですから、それ以上の負荷が腰にかかっていたはずです。
 人類が農耕文明に変化してきたことで、この他にも種まきや収穫の時に「前かがみ」の姿勢をとることが増えました。


(5)現代社会のメインブランチ
 最近、スポーツをする人の中にオーバーワークによる腰の故障をうったえるケースが増えました。例えば、テニスではボールを打つときに激しく腰をひねったり曲げたりします。その上、相手の打った強打を返球するという負荷もかかります。知らないうちに腰椎分離症や疲労骨折していたということがあります。
 腰は、同じ動きを長時間繰り返すことによって負荷が増していきます。

 他にも原因が考えられ始めました。

 実は腰痛治療の現場では最近まで研究から逃げていた背景があるそうです。なぜなら、腰痛の原因の85%が「原因不明」だからです。分からないから取り組めないという当たり前といえば当たり前な理由で研究が進みませんでした。しかし、ここ10年でかなり研究が進みました。
 その中で、「心理的ストレス」が腰痛に与える影響が大きいということが分かってきました。ある実験によると、心理的ストレスを与えた場合、背筋が緊張し、実質的に腰にかかる負担が70キログラムほど増すという結果が出ました。

(5)原因不明のブランチ
 作家の夏樹静子さんも腰痛に苦しんだ一人です。その痛みはまるで腰で火山噴火でもしているかのような、またはナイフで腰を切り刻まれるかのようなもので、どんな姿勢をとっても痛みが消えなかったそうです。担当医師は「心因性の腰痛」であると診断しストレスをなくす治療を行いました。
 夏樹さんはミステリー作家ですが、この腰痛が始まる前にミステリーではなく、これまで書いたことのないジャンルの仕事を始められたそうです。そのストレスがご本人の自覚を超えるほど大きかったらしい。しばらく入院して休んでいたら予定よりも早く治ったそうです。

 腰痛は心と密接な関係があることが分かってきました。
 心と体の両面からの治療が必要なのです。

 不安症の人はそうでない人の30倍、腰痛になりやすい。

 脳科学から見た痛みの出方も研究されました。通常、痛みというのは脳の視床を通過して前頭葉でその情報が整理され痛みとなるわけですが、“慢性化した腰痛”の場合は、視床を通りすぎて直接前頭葉が反応してしまうそうです。そうすると実際の痛みよりも「感情面での痛み」を感じてしまい、痛みのコントロールが不可能になっていく。自分の心が痛みを増幅してしまうという結果につながってしまうそうです。

*******************

 脳が痛みを感じるしくみを理解しているかどうかで、痛みの感じ方が違ってくるだろうと思い、自分自身で人体実験をしてみました(笑)。というのも、ちょうど先週の土曜日から胃痛におそわれて自分の仕事もままならない状態で困っていました。食中毒かと思いましたが、どうやら胃炎のような気がします。
 そんなわけで、まずやってみたのが「イメージ療法」。悪の細菌武士団と善の免疫軍団が戦う様子をイメージしながら寝ていました。夢の中でも戦っていたのかなぁ?朝方、起きる直前に、頭の中にイメージされたのが「白衣の看護師さんチームが現れて善悪両軍共に助ける」場面でした。
 次に、痛みを感じた瞬間に、「視床を通して前頭葉では痛みを感じなくなるようなイメージを湧かしてみよう」というような自分の体内イメージを想起してみました。
 これ、けっこう効き目あります。

 でも、「そんなことしていないで、早く病院に行きなさい!」と怒られそうですね(反省)

皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

宮崎駿監督とセントラルイメージ

私も大好きなアニメ映画『天空の城ラピュタ』や『魔女の宅急便』『崖の上のポニョ』など、ジブリ作品を次々に生み出してきた宮崎駿監督はあまりにも有名です。


茂木健一郎先生がNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』でも紹介し、また最新の著書『脳を活かす仕事術』の中でも取り上げている、宮崎監督の作品作りについて感じたことがあります。

「あっ!これはマインドマップのセントラルイメージを描く作業と同じだ!」

と思ったのです。

その文章を抜粋させていただきます。


①「宮崎さんの映画作りは、一枚の絵を描くところから始まります。ストーリーの細部を決める前に、映画の設定や鍵になるシーンを自ら筆をとって具体的な『絵』にしていくのです。この絵は『イメージボード』と呼ばれるもので、最終的に『その映画の本質を描ききった一枚の絵』にたどりつきます。」

私たちがマインドマップを描く時も、まずはじめに『セントラルイメージ』から描き始めます。このセントラルイメージを丁寧に描けば描くほど次に続く“細かい部分”であるブランチが拡がることがマインドマッパーには実感として分かっています。



②「一枚の絵ができるまでの過程は壮絶です。」

マインドマップを描くときには「楽しむ」ということが一番大事なルールですが、大きなものを生み出すときには壮絶な格闘をしてみても良いのかなと思っています。
実際に私自身も昨年の12月に「はたして本当にマインドマップの教育フェローになってしまって良いものか?ただでさえバレーボールの監督や役員をしていたり、研究でも忙しいのに・・・・健康を害するくらいに大変なんではないだろうか?大丈夫だろうか?」と悩みに悩み、気も狂わんばかりの状況の中でマインドマップを描いた時、自分の果たすべき使命がはっきりと見えたという経験があります。
そこから私の教育実践が始まったわけです!



③「宮崎さんは時間をかけながら、何枚も何枚も絵を描いていきます。(中略)そして、幾度となく描き直しを繰り返し、数ヶ月を経て、やっとその映画の本質を一枚の絵として描ききった「イメージボード」が完成します。」

いかにイメージが大切であるかを物語っているお仕事ぶりだと思います。
マインドマップを学んでいる方にはもう分かっていることですが、これまでの学校で指導されてきた、文字だけ、色は鉛筆の黒と赤ペンくらい、多少の記号やアンダーラインを引く程度というノートの書き方では、これからどんどん進んでいく「高度情報化社会」に対応していけない。
どのように学習したら、自分に必要な情報をインプットし、脳内で熟成後、アウトプットしていけるかを指導していかなくてはならないはずです。
その際に、「イメージ」で描いておくことが非常に大きな力を発揮することになります。
マインドマップで描いたものは、自分の思いがこもっていくので、何度も何度も見たくなります。そしていつのまにか復習をしているということが増えていきます。



④「宮崎さんでさえ、一枚の『イメージボード』を描くために、何度も情報の入出力を繰り返さなければなりません。しかし、こうした過程を経て初めて、宮崎さんのアニメ映画にはすばらしい生命力が吹き込まれていくのです。」

私たちの描くマインドマップにも、これだけの生命力を吹き込みたいですね。
きっと宮崎監督の境地に迫っていくことができるに違いありません。


私がマインドマップを本格的に学び始めたのが昨年の10月21日です。早いもので、そろそろ1年がたとうとしています。始めにインストラクターの皆さんに言われたのが、
「1日も早く100枚描いてみてくださいね!」
ということでした。私は、
(えっ!100枚??? この人たちの感覚、いったいどうなってるんだ???)
と思ったのが正直な気持ちでした。その後、11~1月の間に5回の「フォローアップ講座」と3日連続の「教育フェロー研修」を受けましたが、そのたびに、
「もう100枚描きましたか?」
と聞かれるので、すごいプレッシャーだったわけですね(笑)。完全アウェー状態でした。

ところが今日、自分が描いたマインドマップの枚数を数えてみると「合計530枚」でした。この大量の枚数には自分が驚いています。よく頑張ってきたなと自分を褒めてもいいのかな・・・・・

でも、まだまだスタート地点に立っただけです。
教育現場でもっともっと活用できるように、引き出しをたくさん作っていくことを自分の課題としてこれからもチャレンジします。


皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

脳を活かす仕事術
茂木 健一郎
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ザ・ベストハウス123 「すごい脳」 【視聴マインドマップ】

「ザ・ベストハウス123」の話題は「スゴイ脳」
茂木健一郎先生のブログで番組の紹介があったので、子どもたちにも紹介して「興味ある人は見るといいよ。」と呼びかけておいた。呼びかけたからには自分でも視聴しないといけないだろうから、見ながらマインドマップにしていった。

「サヴァン症候群」
サヴァンとは賢者という意味だということだが、いやいやすごいすごい!コンピューターを超える記憶力を人間の脳は持つことができるのだ。そのパワーを発揮するためのキーワードは「リミッターを外す」ということ。これは私がクラスの子どもたちや職場の先生方にいつもうったえていることだ。

「リミッターを外す」
とても難しいことだが、これまた訓練をしていくとある程度は外すことができるようになってくる。自分なりの外し方を試行錯誤しながら編み出していくことをお薦めする。
子どもたちがマインドマップをかいている時に生まれる「集中力」・・・フローの状態も、自然にリミッターが外れて、加速度的に能力を発揮している状態になっていると思えてならない。

「無償の親(または親に等しい人)の愛情」
今回の番組内容の中で、最も大きなテーマはこれだったのではないだろうか。
紹介されたサヴァン症候群の方々は皆、重度の自閉症で社会生活を送ることが難しい。それでも人間社会の中で幸せに精一杯生きていってほしいという親の愛情が、子どもの秘めた能力を発見することにつながり、才能を開花させることができたベスト3の事例だったのではないだろうか。

きっと日本にも、こうした方々がいらっしゃることだろう。私が初任の頃に勤務していた養護学校の卒業生にも、切り絵でものすごい作品を作り出す才能を発揮している卒業生の方がいた。その絵を初めて見せてもらった時、「こんなにすごい切り絵はどうやっても自分にはかけないな。すごすぎる!」と私の心に完全にリミッターがかかったことを強く記憶している。もしかしたら今ならかけるかな?(笑)



さて、これまで民放番組を見ながらマインドマップをかくことはあまりなかったので、ちょっと気がついたことがある。途中でCMが入るので、その時間に番組内容で心に残ったことを書き加えしていく余裕が生まれるということだ。
「放送中にかいて、CM中に書き加え、終了後にまとめる」という三段階でかいていくと、記憶にも頭の整理にも良い感じがする。

にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
コメント ( 1 ) | Trackback (  )

スポーツオノマトペ - なぜ一流選手は「声」を出すのか 【マインドマップ】

「声を出すんだ!」「大きな声!」「声!声!声!」

こういうことを繰り返し繰り返し叫べど、一向に声が出るようにならない辰巳ジャンプ。今日は大学1年、高校3年の卒業生が練習に来てくれましたが、今日練習を見ただけで、その子たちも、
「先生から言われて練習するのではなく、自分から練習をやろうという姿勢がほしい。」
とアドバイスしているのだから、いかに声が出ていないかが証明されました。

声が出ない人は、絶対に上達しない。これはハッキリしている。




図のマインドマップで紹介したのは、スポーツ選手にとっていかに「声」が大事なのかを研究し発表された本です。

本の中で紹介されている「声を出す効果」について簡単に書いていくと次のようなこと。

★声を出すことでパフォーマンス(パワー・スピード・リラックス・モチベーション)は向上する。

★声にはシャウト効果がある。シャウト効果とは、運動制御のリミッターをはずし、筋肉の限界値まで力を覚醒させる働きである。

★プラセボ効果・・・声を出すことで自分に暗示をかけ、最大限の力を発揮していくことができる。

★声を出すことでタイミングをはかることにもつながる。たくさんのオノマトペを持っている選手は、運動のイメージが豊かになる。

★言葉で詳しく説明するよりも、オノマトペ(音)で伝えた方が瞬間的に分かり易く、イメージもしやすいし、記憶にも強く残る。

★スポーツオノマトペを作る方法に「イメージ法」「ミミック法」「ムーブメント法」というものが考えられる。



こうした情報をもとにして、私は今、バレーボールで使える「スポーツオノマトペ」をマインドマップで作成中です。

さらに、小学校の体育授業で使える「スポーツオノマトペ」を8月中にまとめようという気持ちがあります。ここに加えて「教えてから考えさせる指導」を関連させて、これまでにない発想の「体育指導」に迫ってみようと思っています。

新しい世界の創造は、既知の知識を組み直してできあがっていくもの。
今度は何ができあがっていくでしょうか?今はまだ見えていないから楽しいのです。ゲシュタルトという脳の働きを利用した自分自身への問いの投げ掛けをしてみた今日のブログ記事でした。

スポーツオノマトペ―なぜ一流選手は「声」を出すのか
藤野 良孝
小学館

このアイテムの詳細を見る


教えて考えさせる授業小学校―学力向上と理解深化をめざす指導プラン
市川 伸一,鏑木 良夫
図書文化社

このアイテムの詳細を見る


ブログランキングにチャレンジ中です。応援のクリックをお願いしま~す!
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

奇跡のリンゴ 【マインドマップ】

何とも不思議なリズムで私のところに本がやってくるようになってきた。

つい先日、ブザン教育協会フェロー第2期のI先生と食事をしながら、I先生の取り組んでいる「自然農」について若干の知識を得たばかりだった。自然農ってどんなものなんだろうなぁ???と関心を高めていたら、茂木健一郎先生のブログでこの本の紹介があった。

「奇跡のリンゴ」

さっそく読んでみた。目から鱗が落ちた。今の日本にこのような方が存在したのかと感動した。

奇跡のリンゴを作った木村秋則さんは青森県のリンゴ農家の方。農薬をまったく使わないリンゴ栽培を決意するが、次々と枯れてしまうリンゴの木。もうダメだと自殺にまで追い込まれ、山の中に入っていた時に気づいた「自然の力」。極限まで追い込まれた人間にしか気づくことのできない世界なのだろうと感じた。

自然と共存することによって気づいた数々の法則。学校でエコについて机上の空論で教えている自分自身が恥ずかしくなってくるほど濃い内容の本である。

この記事を読んでくださった皆様、ぜひぜひ「奇跡のリンゴ」を購入して読んでみて下さい。完全なノンフィクションです。感動とともにたくさんのことを考えさせてくれる一書です。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録
石川 拓治
幻冬舎

このアイテムの詳細を見る


ブログランキングにチャレンジ中です。応援のクリックをお願いしま~す!
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

オモロー! 「夢をかなえるゾウ」  【マインドマップ】

このブログで本の紹介をすることを自分の小さな課題と決めた。

紹介するからには読んでいないと記事は書けない。だから本をどんどん読むことになる。最近はまっているのが「二宮金次郎読書法」である。いつでもどんな時でも本を読む。通勤する駅から学校までの道で「歩き読み」することが一番の発想の力となっている。歩きながら本を読んでいると、不思議とアイデアが生まれる。学校に着くまでに課題の答えが出てしまっているから、ニヤニヤしながら門をくぐることが多い。

自分をビデオで撮影したらどう見ても「変な人」だと思う。

たいがい最後の横断歩道で答えが出る。これまた不思議なイノッチ法則です。


さて、「夢をかなえるゾウ」やけど、我がクラスの子どもたちの中で4名が読破しているのや。大人向けの本やで!きばっているやろ!うちらのクラス!
ほんまにおもろい本やから、9月に読み聞かせしたろ思っとる。電車の中で爆笑しそうになったくらいや!

しかもな、人生の成功法則について分かりやう書いてまんねん。
それをマインドマップにまとめるとこうなんねん。

夢をかなえるゾウの名前はガネーシャいうんねん。
なぜか関西弁のゾウなんやけど、わけのわからん行動をしながらも読む人を成功に導くはずや!

ぜひ読んでみてや!!!

(わざと関西弁風に書いてみましたが、私は関東人なので、文法上の間違いがありましたら、ぜひコメントで直してくださいませ。)

夢をかなえるゾウ
水野敬也
飛鳥新社

このアイテムの詳細を見る


ブログランキングにチャレンジ中です。応援のクリックをお願いしま~す!
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

夢は宣言すると叶う 【マインドマップ】

「夢は宣言すれば叶う」(祐川京子 著)のマインドマップをかきました。

この本を読んでいるときに、長年悩んできた「他学級が学級崩壊したらどう立て直すか」という課題に対しての答えが突然降りてきました。駅から学校までの道中で歩き読書しながらその瞬間は来たのですが、
「あ~!そうかぁっ!こうやって支えてあげれば間違いなく立て直せるぞっ!!!しかもあらゆる学級崩壊を立て直すことができるぞ!」
と思わずニヤニヤしてしまったくらい確信に近い“気づき”を引き出してくれたわけです。

私にそんな気づきを促してくれた本です。絶対に読んだ方がいい一書です。

私に気づきをくれたキーワードは、「アファメーション」「ポジティブな言葉を使う」「○○さんは私のために○○してくれている」「見える化」「脳の働き」「ビジョン」「夢」「マインドマップ」「感謝」「思考のフック」「ネガティブ思考のリミッター」そして「笑顔」です。
(このキーワードすべてが本の中に出てきたわけではなく、アファメーションという言葉をきっかけにして、私の脳内で次々と、一気に、連想が始まったわけなのです。)


夢は宣言すると叶う
祐川 京子
中経出版

このアイテムの詳細を見る


ブログランキングにチャレンジ中です。応援のクリックをお願いしま~す!
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

黄金の国ジパングとエル・ドラード展 【マインドマップ】

ブログランキングにチャレンジ中です。応援のクリックをお願いしま~す!
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ


マインドマップ関係の先生から薦められて上野の国立科学博物館で開催中の「黄金の国ジパングとエル・ドラード展」に行ってきました。

100㎏の金塊に触れたり、金についての歴史を学べたりします。

今回のマインドマップは「7つのルール」を守らずにかいてみました。なぜかというと、黄金に囲まれた空間にいたせいで、ブランチすべてを金色でかいてみたくなったからです。その感性に素直に従ってみました。
セントラルイメージは、展覧会チラシの写真を切り抜いたものです。

ブランチが金色で区別がつかず、記憶にも残りそうもない感じがしたので、周りを青く塗って見やすくしたつもりです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 【マインドマップ】

ブログランキングにチャレンジ中です。応援のクリックをお願いしま~す!
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ




この本はサッカーのことだけでなく、家庭教育や学校教育にも大いに参考になる本です。

11の魔法については、目次をコピーすると分かりやすいので、そのまま紹介します。

(1)肯定する
  「だからダメなんだよ!」抽象的な言葉で叱ってばかりいませんか?

(2)上達する
  「悔しくないのか!」負け始めると怒っていませんか?

(3)楽しませる
  「サッカーを最優先しろ!」子どもに押しつけてはいませんか?

(4)気づかせる
   「ちゃんと話を聞きなさい!」いつも世話を焼いていませんか?

(5)考えさせる
  「右へパス!」「そこでシュートだ!」試合の間中、子どもを煽っていませんか?

(6)進化する
  「今までこうやってきたんだから」古い概念のまま立ち止まっていませんか?

(7)夢を持たせる
  「プロになりたいんだよな?」子どもよりも先に自分の望みを語っていませんか?

(8)余裕を持たせる
  「勝ちたいという気持ちが足らなかった」敗戦を精神論で片付けていませんか?

(9)自立させる
  「なくすと困るから」電車の切符を大人が持ってあげていませんか?

(10)和をつくる
  能力別にチーム分けするのがよいと思い込んでいませんか?

(11)問いかける
  「何やってんだ!」大量リードされたら怒鳴っていませんか?


最近私は、日本サッカー協会の方々との交流が増えているのですが、すごく勉強されていることに驚きます。私と同じ「マインドマップ教育フェロー」の資格を取ろうとしている方も3名もいます。コーチングに役立つと判断されてのことだと思います。先見の明があるんですね。

池上先生が書かれたこの「11の魔法」も、日本の子どもたちを豊かに育てたいという愛情にあふれています。大人がやりすぎず、子どもたちにいろんなことをやらせて、考えさせて、自分の力で生きていくことができるようにという思いが込められています。

ぜひご一読ください。

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)
池上 正
小学館

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

マインドマップ 「木を植えた男」



実は、マインドマップを学び始めた頃から、1度描いてみたかった本があった。
『木を植えた男』(ジャン・ジオノ著)である。
それをとうとう描くことができた。

マインドマップにするために再読したのだが、あらためてこの本の良さに気づくことができた。その中でも強く自分の頭に残ったのが次のことだ。

「ひとつの創造が新たなる創造を生み、さらにその創造がまた新しい創造を生んでいく。まさに創造の連鎖が起こっている。」

ということである。知識を求めに求め、自分の体の中に知識を満たして、そこから再構築していくのが創造といえるだろうが、賢明な創造は次の創造を生み出して「創造の連鎖」が起こる。この創造の連鎖が人間の生活にみならず、自然をも再生させていくことができる。


さて、マインドマップを描いてみようかと思っている方のために、裏技を明かそうと思う。

このようなマインドマップを描く時、いきなり正式に書き始めることはしない。まずはじめに下書きとして「速射マインドマップ」を描いてから、もう一度頭の中で練り直して清書に入る。



この写真が下書きで描いた速射マインドマップだ。

清書のマインドマップにする前に、自分の脳内を整理するために有効な手段だと感じている。


木を植えた男
ジャン ジオノ,フレデリック バック,ジャン・ジオノ
あすなろ書房

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

君と会えたから 【マインドマップ】

『君と会えたから・・・・・』
(喜多川 泰 著 ディスカヴァー・トゥエンティワン発行)

最後に感動の波が押し寄せる本であった。
あまりにも感動したので、一気にマインドマップをかき上げた。


17才、将来がボンヤリとしている主人公の高校生・ヨウスケのところに現れたハルカ。
明るい彼女の働きかけで、ヨウスケの心も前向きに変わっていく。
将来の夢を限りなく広げて、努力をしていく決意を固める。

ヨウスケにとって、かえがえのない存在となったハルカ。
ハルカもヨウスケの成長を喜ぶ。

ハルカからヨウスケに伝えられた7つの成功の法則とは・・・

①自分の本当に欲しいものを知ること
②夢を実現させる方法を知ること
③経済的成功の真実を知ること
④魅力溢れる人になること
⑤手段を目的にしないこと
⑥自分にはできないという先入観は捨てること
⑦人生で決まっていることは死だけ、人生でできないことは何もない。

この7つを夏休みの短い期間にも関わらず、ハルカからヨウスケに伝えられた。


ところがハルカには・・・・・・・・・悲しい結末が待っていた。

ハルカの深い思いに読者が触れた瞬間、涙が止めどなく流れる。
そんな本である。


私の主観であるが、喜多川泰(きたがわやすし)さんの著作は教員の必読書としても良いのではないかと思う。また、小学生から高校生のお子さんを育てている保護者の方々もにも強くお薦めしたい本である。

この本を読んでいるかいないかで、教室での指導が大きく変わるだろう。家での子どもへの接し方が変わるだろう。親として自信を深めることにもつながると思う。何よりも読んだ人自身の生き方に強く影響を与える書である。


「手紙屋」蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙~

「手紙屋」~僕の就職活動を変えた十通の手紙~

「賢者の書」

そして
「君と会えたから・・・・・」

この4冊、ぜひ読んでください。

ブログランキングにチャレンジ中です。応援のクリックをお願いしま~す!
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ

君と会えたから・・・
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ 次ページ »