「大造じいさんとガン」でミーティング

「残雪の目には、人間もハヤブサもありませんでした。ただ、救わねばならぬ仲間のすがたがあるだけでした。」
「大造じいさんは、強く心を打たれて、ただの鳥に対しているような気がしませんでした。」
大造じいさんとガンのクライマックスシーンです。

今日は、練習の30分間を使って、低学年は試合をさせながら、その裏で5年生男女に対する授業を行いました。テーマは「大造じいさんとガンに見るチームワーク」

登場してくるガンの頭領(=キャプテン)残雪は、ハヤブサに襲われている仲間のガン(大造じいさんが残雪を捕らえようと使った囮のガン・・・ということは残雪にとっては敵と言ってもいい)を救うために、自分の命をなげうって戦った。それを見ていた大造じいさんは残雪の威厳に心を打たれ、残雪のことを助けるという行動に出る。

バレーに置き換えてみると、「残雪=辰巳ジャンプの選手」で、「大造じいさん=試合を見ている親・兄弟姉妹・他チームの人たち」となる。残雪のように「犠牲的精神」で仲間のために戦うという心があれば、必ずや見ている人の心を打ち、思わず応援したくなってくるだろう。

☆ではなぜ、残雪は自分の命を捨ててまで仲間を救うという行動ができたのか?

これが今日の究極の課題でした。辰巳ジャンプの答えは「強いやさしさ」です。

じっくり話し合えたミーティングによって「先生はこういうチームを作りたいんだ!」ということを少し理解してもらえたような気がします。直後の練習態度は180度変わりましたから。

全員が卒業したあとにも「辰巳ジャンプでバレーボールをすることができて本当に良かった!」と思ってもらえるように、明日も明後日もまた努力していくしかありません。
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