才能との出会い

辰巳ジャンプ新チームの活動が始まっています。都大会に3回連続出場した6年生チームとは大きく変わって、3年生が中心メンバーのアンダー10チームになりました。来年になってもまだアンダー10の大会に出場できます。今再び、長期間のチーム作りが始まりました。

今日は11月に入って2回目の練習試合でした。この2回とも、目立った動きを見せたのがS.Yさん。驚くほどのレシーブ守備範囲を見せつけています。今日はライトバックを守っていた時に、レフトバックにきたサーブに反応し、素早い動きでレフトバックを守っていた子を追い越し、サーブを拾い上げてしまった。3年生がここまで動く姿はめったに目にしません。これはすごいと認め、すぐにセンターバックに抜擢しました。期待通り、前後左右に動きまくり、ほとんどのレセプションを一人でしていました。まったく練習させていないオーバーカットまで成功させたのでまたまたビックリ。瞬時にボールの落下地点を判断できる能力は、多くの子にとって、身につけるまで時間がかかるものですが、この子の場合はすでに先天的に落下地点を見抜く感覚を持っています。才能の持ち主と言えるでしょう。

さらに最近3ヶ月で急に伸びてきたもうひとつの理由があります。コートで私が話をはじめると、必ず私の方に向きを変えて、すべての指導を聞きもらさないようにしているのです。たとえそれが他の子への指導だとしても、この子だけはしっかり私の方に向きを変えています。2ヶ月ほど前に、「先生が話していることは一人に言っているように思えても、全員に話していると思って、こちらをしっかり向いて聞くんだよ。」と1度だけ指導したことがあるのですが、それ以来、S.Yさんは忘れずに向きを変えているので、習慣化できたのです。

このまま順調に伸びていけば、コートの8mを一人で全部拾ってしまう、辰巳ジャンプ史上、最高のレシーバーになるでしょう。
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