「校長先生、あのね」(7月29日)

朝の登校時間に校門で挨拶をしていると、1年生がよく話しかけてきます。
1年生「おはようございます。校長先生、あのね、昨日ね、お寿司屋さんに行って、真鯛を6つも食べたんだよ。」
校長 「へえ、そんなにたくさん食べたんだね。よほどおいしかったんだね。」
1年生「うん、すごくおいしかったよ。」
校長 「どこのお寿司屋さんで食べたの?」
1年生「あのね、あそこの大きな道のところにあるお寿司屋さんで食べたの。」
校長 「そうか、そんなにおいしいなら、校長先生も行ってみようかな。」
1年生「うん、校長先生、ぜったい行った方がいいよ。」
また、1年生はアサガオを育てていますので、こんな会話もよくあります。
1年生「校長先生、見てください。私のアサガオがたくさん咲きました。」
校長 「どれどれ・・・・・うわあ、本当にたくさん咲いているね。よかったね。」
1年生「毎日お水をあげたから、大きくなったんだよ。」
校長 「きっとそうだね。一生懸命お世話をすると、アサガオも喜ぶよね。」
1年生「こっちにあるのは何のお花ですか?」
校長 「これはヒマワリだね。みんなの背の高さよりも大きいね。」
1年生「(自分たちの身長と比べながら)どのくらいあるんですか?」
校長 「今は1メートル70センチくらいあるよ。これからもっと大きくなるよ。」
1年生「へえ、ヒマワリってすごいね。」

小学校の教育、特に低学年では、このような「自然との関わり」「自然との出会い」によって、知識だけではない、言葉にはできないような感動や驚きが、無意識のうちに子供たちの心の宝物となっていきます。
矢口小学校の場合、こうした低学年時代の町との出会いや豊かな自然との関わり体験を心の栄養にして、3年生の「矢口渡商店街見学」や、本校の特色ある教育活動である5年生での「矢口の田んぼ学習」、6年生の自発的な「野菜栽培活動」へと縦系統で結び付いていきます。
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「私も名言ノートを作りました」(7月29日)

2年生の教室の授業の様子を見にいった際に、一人の女子から話しかけられました。
「校長先生、放送朝会で校長先生が話していた名言ノートを、私もこの4連休で書いてみました。」
何のことかというと、7月13日(月曜)の放送朝会で、私からドラえもんの名言を紹介し、名言ノートを作ることをお勧めしたことを、この子がしっかり受け止めて、自分から学びを起こしたというわけです。
この姿こそ、新しい学習指導要領で目指している「主体的に学習に取り組む態度」になります。
また、本校が今年度、研究をしている対話の中の「受け止め手を育てる」ということのモデルとなる姿となります。
その時の会話を紹介しておきます。
2年生「校長先生、放送朝会で校長先生が話していた名言ノートを、私もこの4連休で書いてみました。」
校長 「おお、素晴らしいね。どんな名言を書いたのかな。」
2年生「私が初めて調べたキャラクターの名言をノートに書いてみました。」
校長 「そのノートにどんどん名言を書いて、大人になってもずっと持っているといいよ。」
2年生「はい、分かりました。お母さんに言って、捨てないようにしてもらいます。」
多くの子供たちが、人生を支えてくれるような名言ノートに取り組んでくれると、将来に役立つと私は思っています。
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