サーブ開眼の原因はモチベーション

昨日からチーム発展の第2段階にギアを入れました。
これまで指導してきたのは、誰でもいつでも参加できる感じの「バレーボール教室」でしたが、11月よりたびたび行っている他チームとの練習試合を経験し、それに参加してきた子供たちの意識は、確実に高まっていることもあり、バレーボール教室的運営から転じて、「クラブチーム」の要素を強めました。
(1)予定した練習にはすべて参加する必要がある。
(2)都合により休む場合、「無断欠席」「無断遅刻」は許さない。3回無断欠席したら退部してもらう。
(3)事前に、この曜日は参加できないと分かっている場合は、子供自身から「〇曜日は〇〇があるため欠席します」と伝えてあれば、連絡は必要ない。
このような指導を昨日したばかりで定着もしていないのに、今日の無断欠席がたった1名ということは、チームの意識が高い証拠だとも思えます。

さて、今日の練習は、私が途中で会議に行かなくてはならないこともあり、子供たちだけでもできるサーブ練習をたくさん行いました。
会議が終わり、体育館に行くなり、「サーブの仕方を直してほしい人?」と声をかけると、真っ先に手をあげたのが6年生のキャプテンでした。次に手をあげたのは5年生の新チームキャプテン。この2人を徹底指導しました。2人ともサイドハンドサーブを打つ子でしたから、指導のポイントは次のこと。
(1)かまえた時には右足を十分まげて、右足だけに力を入れる。あとは全身地力を抜く。
(2)左手のボールは方の高さにかまえる。
(3)右足から左足に一気に体重移動する。その時、体が崩れないように、右足のつま先でブレーキをかける。
(4)右手のグーで打つ瞬間だけ力を入れる。腕にボールを当ててはいけない。
(5)右腕は上にあげずに、前に動かす。
これらを教えながら、1球1球打つたびに評価していく。2人のサーブは良い方に激変しました。
この指導内容ついては、これまでも指導してきたことと同じで、当たり前のことばかりです。
これまでと何が違ったのかというと、たくさんの練習試合を経験して、2人の気持ちの中で、自分のサーブでもっと点を取りたいというモチベーションが一気に高まっていたことがサーブ開眼の原因です。つまり、このタイミングでこの指導を入れれば、最も効果が出るという機をつかめるかどうかの指導でした。

ですから、「サーブを直してほしい人?」と聞いた時に、手をあげなかった子には指導するタイミングではなかったとも言えます。このへんは、指導者感覚というようなものだと思っています。
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